合気道とは
(公益財団法人合気会ホームページ 合気道とは 植芝守央道主挨拶 より)
開祖植芝盛平翁は勝つことを至上目的とする闘争技術としての武術に対し疑問を抱くようになり、「万有愛護」の道として合気道を開きました。
「『闘争のための技術』から『和合のための武道』として、いたずらに力に頼り他人と強弱勝敗を相争うこと以上に人と和する事が大切である。愛は全て気によるもので『円の動き』『入り身』『動中静』『中心』が基になり、相互に技を錬磨するものであり、そこに対立は存在しない。合気道とは『絶対的な自己完成への道』なのです」と説かれています。
開祖の精神である「和合の精神」を大切に、国・人種・宗教の壁をなくし、このすばらしい合気道を一人でも多くの方々にご理解いただけるよう努力してまいる所存です。そして、合気道を通じ、少しでも社会に貢献できる事を願っております。
神氣館では 《 開祖の言葉と思いを動作する 》を基本方針としています。
以下『合気神髄 合気道開祖・植芝盛平語録』より引用
〝武とはすべての生成化育を守る愛である。でなければ合気道は真の武にならぬ〟
〝真の武道は大きく和するの道であり、身心の禊である〟
〝技は五体のひびきと宇宙のひびきと気結び、緒結びし、千変万化するのである〟
〝宇宙のひびきの中の空に技を生み出していかなくてはいけない〟
〝宇宙の法則に合した技は止まることなく生成化育の大道を歩み、千変万化の技を生みなすのである〟
心のたましい〝魂は天に昇り〟肉体のたましい〝魄は地に下り〟間を満たすのは〝気〟である。そして〝合気は禊である〟〝魂魄の結合〟〝真空の気、空の気の結びつき〟〝要するに天地の気と気結びすることである〟
〝宇宙の法則〟とは、〝自然の法則〟(p105)、〝宇宙の本と人の本の一元〟
〝空の気を解脱して〟〝魂の比礼振りによって〟〝真空の気に結べば技が出ます〟
その結果は
おだやかな呼吸
しなやかな動作
のびやかな姿勢
さわやかな達成感
身心の潜在力を引き出し
明日へのリセットが叶う
伝統武術から生まれた現代武道
これが神氣館における合気道の稽古の特徴です。
このホームページでは、合気の技を生む禊の動作について、気結びとは、また千変万化の技の仕組み、など開祖の言葉と思いに裏付けられる動作について、客観的な言語化を基本として様々な解釈を交えて、日々の稽古を記録しています。