中盤は順不同です。
諸手取り一気の巡りは一教表裏で指導していただきました。
今年は呼吸法がありませんでしたね。
*片手取り呼吸法表裏を除くと、諸手取りや交差取り・横面打ちから四方投げの持ち方での呼吸法は背当て入り身投げに相当せず、肩と上腕が受けと接触した側の外側頚三角当て・前腕母指側は対側の外側頚三角当てということになります。背を受けの胸に重ねることができない分、少なくとも入り身転換時の十分な密着と魂氣の陰の陽が弛くならないことが必要です。目付と呼気(魂氣の陰)での胸の張りが要訣です。終末陽の陽の魂氣では魄氣の踏み替えや送り足に支えられて最大限の吸気が行えます。いつもの稽古をイメージしていただくために敢えて記載いたしました。
510名という人数でしたから受けとの間合いは最短で始まり、最小半径の転換・回転、入り身送り足も短い距離で行うために魂氣による巡りで補わないと結べません。
坐技は膝行を行う領域の確保困難なため、私は殆ど呼吸法のみで結びましたから坐技片手取り四方投げは、受けが取りの手首から肩・頭に接して対側の肩を経て臍下丹田に落ちることになりました。取りは受けに取らせた手を陰の陰(二教の手)にすること、対側の手で四方投げの取り方をして手の甲を額に結ぶ(こちらも陰の陰)ことが肝要。そこから離れず体内を降氣のイメージで臍下丹田の直下に巡って地に結ぶと、狭い場所で間に合います。ただし受けでは体内を密に屈折しながら陰の氣が巡るイメージとなり、身体各部では窮屈な痛みが自覚されやすいことになります。
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