坐技片手取り外巡り降氣の形から陽の陽・入り身運動、
立技交差取り内巡り呼吸法昇氣・脇を閉めて(降氣の形に一致)陽の陽・入り身運動・送り足(一教運動表)
*交差取り呼吸法降氣の形・魄氣は陰(合氣道における立技の核心 合氣道における立ち方 魄氣の表現 参照)、ここから表か裏に別れるが、受けの上肢はいずれにしても陽の陰から陰の陰に向かい脇が□に開いている。上腕に陽の陰で当てた取りの魂氣は舟漕ぎ運動で巡り、同側の腰が受けの脇を埋めるようにしっかり入って密着し、両腕の丹田に結ぶことが要訣。表は相半身入り身運動、裏は逆半身入り身転換で魄氣の陰を十分にやり遂げる技である。表は送り足を伴い裏は後方へ置き換えること。
*技一つ一つを憶える、種類・名称・手順、投げ方、押さえ方…、それが稽古ではない。
野球もテニスもボクシングも、いきなりホームランの打ち方、三振のとりかた、KOの方法を稽古し始めるのではない。歩く、振り返る、立つ、座る、剣の持ち方、振りかぶりの意義、打ち込み、残心など手足腰の単純な動きそれぞれをより大切にして、新たに体に憶えさせ、引き出し連ねるのが稽古であり、そのものが神髄である。そうやって核心を心身に響かせないと、意表をつく変化球をジャストミートできない。
*小中学生でも一つ一つの基本動作をワン・ツー・スリーで実直に繋げると、厳しい技を産むことが実感できる。いきなり技をかけようとしてもそこまで辿り着けない。ワン・ツー・スリーのどこが要か、緩急をどうするか。習熟してもこのステップは消して良いものではない、一呼吸半(陽・陰・陽)で無意識に呼吸法ができているように発展しなければ意味が無い。無意識に息が止まっているようでは姿勢に影響し、身体の中心も抹消も生かされない。技は産まれない。 陰陽・巡り・結び。
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