本年度の稽古指針をすでにお示ししておりますが、すぐに昇段審査があり、7月には府連盟設立記念行事として演武も予定されています。
日常の稽古においては、合気道の要素を丹念に実践することで一つ一つ達成感を得るよう心がけていただいています。しかし、審査や合同稽古、演武においては、受けに苦痛を与える事ができるか、受けを圧倒しているか、多数の技を演じることができるか、変わった技を工夫しているかなど、いつの間にか合氣道の成り立ちである基本即神髄の要訣を喪失し、気分が舞い上がり、何を演じるか、何を評価してもらうかが空白となり、受けと結んだ結果の残心をも見失う事となる傾向があります。
我々の指針は、言い換えると、合気道全般に陥りやすいこのような特徴的状況を排除することに連なっています。これから迎えるいくつかの課題に対しては正勝吾勝勝速日を今一度思い起こして、合氣神髄を引き寄せようではありませんか。
「合氣道の特徴」の“正勝吾勝勝速日の私的解釈”参照
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