平成23年9月17日(土)〜18日(日)北は北海道から、南は熊本まで、海外からはアメリカ、デンマーク、本部道場在籍の各国の方など120余名の参加であった。
地震の被害から修復され新しくなった畳や天井は、古い伝統をそのままにしつつ一層明るさを増し、広く感じられた。
道主は、入り身、転換、呼吸法の基礎をしっかり組み立ててそれらの様々な繋がりに各種技の展開があることをご指導された。多くの参加者と稽古をともにさせていただき特に印象深かったのは、諸手取りや両手取り後ろ両手取りで取りにおける陽の陰の魂氣が圧倒的に逞しいことであった。かざした手にその重心を感じるが如きで、特に年配の高段者ほど際立ってみえた。身体各部の年齢を超越した壮健ぶりは心の魂を核と成す以外には考えられず、その場で息んでみても決して巧くいくものではない。正に体内での魂氣と魄氣の結びを直感させるものである。
休憩でいただく冷たいお茶と、帰りに立ち寄った筑波山麓の温泉のぬくもりはまた格別であった。
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