*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                      「天の浮橋」のタイトルに 10. 開祖植芝盛平の武産合気とは特定の形を指すものではない 2024/9/28                    11. 正面打ちに合わせる手・魂気 2024/11/8                    12. 正面打ち一教裏の手捌きなど 2024/11/13 「令和6年のおしらせ」に11月の稽古予定                         稽古の記録 2010/8/15〜2024/11/20

第15回関西地区合気道合同研鑽会・第9回全日本合気道講習会

 道主による講習会は、愛知県から熊本県までの各地道場より570名の道友が参集し、武道館「ひびき」に溢れんばかりの熱気であった。

 神氣館からは6名が参加し、普段の稽古には無い新たな交流を道主の下で真剣にまた和やかに体験できたのである。合同演武会の出場は31道場を数え、各地の指導者により披露される合気道の様々な表現は、短い時間内にそれぞれが“炸裂”するような印象を与えた。神氣館は16番めで、7月の連盟設立記念演武にも増してあれこれと基本動作の表現にこだわったつもりが、中盤で思う様には発揮(発氣)できず、多田、山本両人の絶妙の受けに助けられ、冷や汗の内になんとか二教固めで締めくくることができた。

 このような交流を主とした合同稽古、演武を目的とした研鑽、各自が互いに指導し指導を受ける通常の稽古など稽古の多面性をもっと追究していくべきことを、そして、完全で少しも落ち度の無い準備にして初めて修成しうる程度の失敗に留まることを、今にしてあらためて学んだ次第である。

 道主による総合演武は徒手、坐技、剣、杖、多人数へとまさに大きなうねりを現すような、それでいて終えたあとにも平然とされ、変わらぬ息づかいと表情は正に平常心である。襟や袴の乱れなど無く、自然に腹でいっさいの呼吸を巡らせておられるのだ。

 15回の節目となる記念品は道主直筆の『勝速日』と書かれた扇子である。これまでそれぞれの記念研鑽会には『正勝』『吾勝』の扇子を頂いており、このたびのもので合氣道の本質として解釈される三つの語句が道主の筆により一揃いしたわけである。

 瞬く間の15年であった。我らの神氣館は丁度この初回の研鑽会の年に設立・登録され、同じ年数を歩んで来た。今後も互いに『基本即真髄』の達成感を共有する稽古として、活きることを取り戻すひとときとなるべく積み重ねて行きたい。

 

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