*片手を下段に陰の陽から陽の陽に伸ばそうとする、小林裕和師範は“与える”と表現された。手首までは伸展するがその先は屈曲して母指以外の指はまだ丹田に向いている。舟漕ぎ運動のホー・イェイである。他側は腰の後ろに陰の陽で結ぶ。“右手をば陽に現し、左手は陰に返して相手導け” 特に内巡り・昇氣または陽の陽、外巡り、正面打ち表。
*陽の陰で取らせて入り身転換すると、陰の陽に巡った時腋に間隙が残り手首の屈曲が甘く昇氣に進めることができない。陽の陰で取らせようとするときは陽の陽に巡って転換が典型。交差取り、特に諸手取りで降氣の形へ。
*同名側の頸から肩・背中にかけて母指の反りにあわせて取りの手首が反屈になることで受けの肩に密着し受けの脊柱を経て取りの体側に結ぶ。
*単独呼吸法は魂氣の基本動作であり座って行う。単独基本動作は立技で魄氣の三要素を行うが呼吸法即ち魂氣の三要素も必ず付随する。
*呼吸法は魂氣をイメージするが上肢の基本動作に違いない。平成23年度神氣館稽古指針参照。
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