*単独基本動作は次回からそろそろ挿入します。受けを想定して一人で存分に動作することができます。
*片手取りの魂氣は舟漕ぎ運動の魂氣、外巡りは合氣体操の二教の手
*坐技入り身運動による初動から正面打ち表の魂氣の結びは舟漕ぎ運動3本の魂氣の陽に近似、接触で陰の陽から陽の陽。正面打ち裏の魂氣は単独呼吸法降氣の形での額への結びに相当、接触で対側の上肢が陽の陰で進むと狭義の陽に。右手が陽なら左手は陰。
*開祖がかつて修業された柔術など他の武技と、それに剣と杖の動作を統合して創られた合氣道との基本的相違について、私見を各種技の演武によって示した。…… 答えは、客観的には受けが倒れる瞬間の取りとの位置関係、そのときの取り自身の形が根本的に異なる。そしてもう一つ、受けをとれば体感できる。受けの魄氣と取りの魄氣の結びが欠如。残心の欠如または残心の前に倒そうとすること。
*初心の方が多いので、このときに動作の一つ一つの意味と関連を知りながら積み重ねて行こう。上肢・足腰の何気ない動きの中の真髄(有用性)を初めに認識すること:基本即真髄。
*有級・有段者でも相対動作やその速さが加わることで、曖昧になる個所はいくつか生じる。右/左、片手取り/交差取り、同時打ち/後手、突き/正面打ちなど、取りの予見困難な状況での単独呼吸法や単独基本動作がそれである。
*基本なきは合氣道にあらず、合氣道とは互いの魂氣と魄氣の結びを基本とする。魂氣の結びは巡って入ること、魄氣の結びは入り身転換して着くこと。技は終末で取り自身が結ぶこと=残心で成立。それ以前に倒そうとすることと合氣道との違いに留意する。坐技や立技の呼吸法で体得する。
*形をなぞることは基本即真髄の対極。自ら基本を行えば動作が連なり形が産まれる。
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