*陽の陽から陽の陰または陰の陰に巡って把持:手首に小指球を沿わせて陰の陰に巡って屈側は一教、手首に手首を合わせて矢筈の形に開いて陽の陰に巡って手背を見ながら二教、陰の陰に巡って指の腹側を受けの指の背側に沿わせて回内で差し出し・対側の手で手首を三教に取る、陰の陰に巡って手首を取り回内で真中に戻して差し出し・受けの上腕と前腕は三教の腕にして・対側の示指とその付け根を受けの撓骨に対して直角に当てて指を手前に引きながらつぼに嵌めると四教。
*取りの額の手は陰の陰で母指以外の指は地に向かっており、同側の膝と共に一気で母指先が地に結び、他の指で地を後方に掃く如く上肢を伸展させ肩を中心にして大きく後方へ回すと共に、すぐ膝を伸ばして足を立て直せば残心。
*呼吸法表は180度の入り身転換(裏)ではなく90度の転換であるが、上体を入り身運動で捻転して目付は180度転換する。側頸に陰の陽で結び魄氣と背が受けの魄氣と胸に結ぶ(漆膠の身)ことが要訣。坐技昇氣・入り身運動による呼吸法が基本。
*丹田に結ばず受けの項から一気で地に結ぶと受けは後ろ受け身(横受け身)が出来ず、仰向けで後頭を直接地に強打してしまう。取りの魄氣と結ぶことが受けを生かすことに成る。魄氣の結びが無ければ残心は成らず、残心無ければ合氣道の技は成らず、ただ受けが倒れるのみ。
*「合氣道の特徴」の「10. 片手取り四方投げ表の基本」参照。
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