*片手取り入身転換、後ろ両手取り入身転換(後ろ取りの結び)、突き/正面打ちに対する横面打ち入り身転換、諸手取り転換から呼吸法での入り身転換や回転、そして後ろ肩取りや後ろ両肩取りの入身転換それぞれに左右の魂氣の結ぶ場所(手の置き所)があり、そこに意義がある。魂氣の巡りの途中の一点であり、受けとの距離、天地の高さ、魄氣の陰陽(足腰の軸と一方の置き換えという動静一如)そして魂氣と魄氣の丹田での結びという残心・正立による武技の成り立ちに関わってくる。要である。役割も自覚も無く垂れ下がったり、魂氣三要素から離れて無駄をして、合氣が、禊が成り立つ筈は無い。
*6月12日幸町道場での後ろ両肩取りの氣結び・前方回転(単独動作)、画像参照。
*魄氣はいずれも同じ動作であり、転換して前の足を踏んで軸とし後方の足を半歩進めて入り身。また、杖直突きに転換して振込突きの足腰に一致。
*参考:呼吸法裏=入り身転換・前方の足先(剣線に沿う)から踏み替えて入り身転換反復。呼吸法表=転換・前方の足先は剣線に直角であり、そのまま軸足とすれば、裏で前方の足先を踏み替えた状態に一致。後方の足を半歩前に進めて逆半身外入身。
①取りの右肩に受けの手が当たると対側の足腰を踏み替えて右手を陰の陽で上段に与える。
②相半身のため取りの魂氣は受けに結ばないため、陽の陰に巡り入身転換反復へ。逆半身で左肩も取りにきた受けの顔面に正面当て近似で受けの額に陰の陰で結ぶ。
③入身転換反復を単独動作で腹側から見た所。魂氣は天地に結び天は受けへの正面当てに相当するが額に結び、地は丹田ではなく更に降りて膝の上。両肩にある受けの両手は縦に並ぶ。この瞬間は陰の魄氣で右足が軸であり、左足先をここで前方回転の軸とする。四股立ちとなれば軸足が曖昧となり、回転に進めず受けの両手は縦に並ばない。
④右足を軸足先の前に廻して、膝を折って軸足に沿って着地する。
⑤半回転以上して左半身の陰の魄氣に戻り、魂氣は陰の陽で側頸に結ぶ。左足先から踏み替えて再び軸とし左手は腰の後ろに陰の陽で結べば、壁側に向く右半身の魄氣に右の魂氣は陽の陽で受けの側頸に結ぶ。
コメントをお書きください