大勢のなかで植芝充央先生のご指導を受けるためには、先ずその都度相手をちゃんと見つけることが基本です。そして普段の稽古では経験できない動作を、即座に気付いて、取りと受けでそれぞれ表すことができていました。また、短い演武の間に、手足の左右の屈伸、目付と体軸、つまり魂氣と魄氣の三要素がちゃんと動作できていました。
錬成大会を通じて懸命に見て動くことは、日頃の稽古で目指していたことが一段心身の深いところに落ち着くこととなるはずです。身につけるということは、平面的、断片的には為し難いものなのです。向上することのしくみは多くの教えを仲間とともに共有していく積み重ねなのです。
この一年の締めくくりとして健康な状態で参加できたことは何よりでした。
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