*下段に与えた魂氣は受けが相半身で触れた瞬間外巡り。脇の隙間に同側の足腰が外入り身転換。魂氣が丹田の裏側・腰の底・仙骨下半に結ぶ。尾骨ではなく腰椎でもない(上肢が伸展のままでは垂れ下がり、肘が曲がれば手は背に着く)。陰の陽の魂氣に腰が脇を塞ぐように結べば入り身転換の陰の魄氣となる。魂氣と魄氣の結びが軸足と体軸を作る。
*対側の魂氣が昇氣で側頸に結んだとき、同側の足を置き換えて軸足交代が肝要。肘から体側に沿って腰までが受けの異名側の前胸腹部に密着する。互いの魄氣の結びは体軸の結び。
*側頸を開くために目付けを対側へ向けることが入り身転換の先駆けとして必須(画像③)。
*自然本体で右肩に後ろから接触があると(右肩から体軸右足腰を動かそうとしないで)右足腰を軸として対側の左足を前で内股に踏み替えて軸とし、初めて右足を外股に180度踏み替えて同側の魂氣を陽の陽で上段に発する。振り向いて正面を打つ術理があって初めて一気で動作できる。さらに反復入り身転換で受けの上段へ陽の陰で正面当て。ここまでを一気に行う動作は、想いや形の記憶だけでは無理。魂氣と魄氣の三要素がそれぞれ結ぶという想いと動作の三位一体によって初めて可能となる。
*取りの肩に触れる受けの手がその瞬間に同名側か異名側かを知るための修練は無い。何れにしても取りの肩や手を取ろうとする際、その腕に区切られた天が真空の氣、地が空の氣としてそれぞれに取りの魂氣と魄氣が結ぶ動作から始まる。
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