辻本師範による
山田師範による指導
(休憩)
辻本師範による指導
懇親会での話題:上肢を伸展する際に吸気(例正面打ち)、手刀を打ち下ろす際に呼気となる(例横面打ち)。つまり魂氣を陽で発するとき吸気、陰で巡るとき呼気となることの合理性について。両手を伸展して胸を開いて吸気、呼気はその反対に肚に両手を巡らせて胸を閉じる。胸腹式呼吸。
そのことに加えて、魄氣の動きに同期することから息づかいの合理性を記す。魂氣を陽で発するときは魄氣も陽であるから吸気、残心で極限となり呼気によって陰の魄氣で中段に構えて吸気で突く。この動作を呼気と吸気の逆転では行えない。剣素振り正面打ち“松”、鳥船の呼吸など。
鳥船のイェイは陰の魄氣で軸足の確立。地に体軸が突き立つ呼気である。軸足を蹴って体軸が前方に移動する際は吸気で陽の魂氣と共に。ついに体軸が移動して軸足は交代し、二足が一本の軸足となれば残心で、それは入り身であり吸気相の終末である。再び呼気によって軸足が作られて陰の魄氣となる。鳥船には残心が伴わない。
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