*回転の軸足を作るときは足を見ないで足先の方向へ90度水平に目付けを置く。次に90度、180度と回転の方向を先々見ることで足腰が連なって一回転する。
*坐技交差取りは対側の脛を受けに対して外へ置き換えて剣線を外すと同時に振り子運動でそこに重心を移すと、与えた側の脛を後ろに90度開き(後ろ転換と呼ぶ)、側頸に結んで畳まれている上肢の肘を開いて真下の剣線上にに結ぶ。受けは線上の地に俯せで結ぶ。
*単独動作では膝と腰仙部に置いた手が、相対動作では受けと自身とに結んで初めて回転が成り立つ。軸は回転しない。固定した軸の周りを、非軸足が回転する。更に言えば、回転ではなく、膝を蹴って伸ばし、屈曲して軸足に巻き付けるように戻すと地に着いて軸足交代に至る。ここで元の軸足が非軸足となって捻れが解けて足先は270度回転する。同側の手は額から魂氣の陽で正面打ちに発して受けの項へ結ぶ。伸びきった上肢は横面打ち入り身運動近似で下丹田に陰の陽で結ぶ。受けは仰向けで取りの丹田を通過して後方へ螺旋で落ちる。
*回転の膝の屈曲が無ければ入り身転換で180度の向きなおりとなる。このときは上丹田の結び(額への振りかぶり)を持続したまま、取りの額が受けの手とともに受けの項に結んでから、上肢を陽で伸展する。体軸を直立させ取りの陽の魂氣を受けの項から体軸へ、初めて響かせることが合気の四方投げ。下丹田に巡ると受けの体軸は取りの魄氣に結び、螺旋で落ちて地に結ぶ。