*降氣の形から上肢の伸展(陽の陽)は、地に結ぶときは母指先を地に突き降ろす。真空の氣に陽の陽で発するときは腕の伸展半分、胸を張って体軸の反りが半分。自ずと目付けは水平で吸気となる。腕を差し出し魂氣を発するとき、呼気はあり得ない。
*外転換で呼気とともに掌に真空の氣を包みながら上肢を畳んで側頸に母指先が向かうと受けの両手は縦に並び、受けに結んだ魂氣は同側の軸足とともに陰の魄氣で体軸を作る(空の氣に結ぶ)。腋を開いて母指先が側頸に接すると受けの両手は取りの体軸に結ぶ。そこで対側の非軸足を軸足へ交代すると、魂氣は取りの側頸に結びながら受けとともに体軸から離れることとなる(空の氣を解脱)。ここまでは呼気。今や同側の足は非軸足であり、手足腰の一致で吸気とともに陽の陽で上肢を伸展する(真空の氣に結ぶ)と、上肢の橈側内縁は受けの側頸に結び、その体軸へと響いて底を抜け、取りの体側に巡る。つまり残心と同時に受けは螺旋で取りの背側に落ちる。呼吸法である(2018/2/9補足)。
*弐級審査