体幹軸:頭頂から会陰までを結ぶ一直線の軸
体軸:頭頂から足底までを結ぶ一直線の軸
直立して魂氣を包んだ手の届く体幹軸の下端は下丹田。
魂氣が下丹田に結ぶと体幹軸が作られる。
一側の足腰が地の魄氣に結んで体軸が確立するとき魄氣が軸足を作っていると考える。体幹軸は魂氣の下丹田での結びによって確立し、魂氣と魄気が下丹田で結ぶと体幹軸は体軸に与る。
陽の魄気で下丹田に結んでも生まれるのは体幹軸であって、体軸の確立ではない。鳥船のホーと魂氣が差し出されるところで、下丹田に結んでいる状態が継続されるようでは手足腰の機能不全に陥る。入り身が完了しないうちは、受けに与えた魂氣と軸足交代途中の魄気が下丹田で結ぶことはない。〝気の置きどころを知らねばならない〟と言われる通りである。
前の足が内股で踏んだ所から更に内に45度地を捻ると初めて軸足となり、体軸に与る。つまり、体軸移動が成り、下丹田の魂氣は体軸に結んだことになる。
魂氣と魄氣が結ぶと体軸が確立する。入り身転換の動作の本体
2021/1/23