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剣素振りで松竹梅の剣、
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左相半身で剣合わせ
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杖素振りで上段受け流し打ちから八双返し/振り込み突きから八双返し
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太刀取り:相半身入り身で正面当て/逆半身入り身で呼吸法
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禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
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合気体操
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肩取りに異名側の手で手首を跳ね上げ対側の手で上腕を跳ね上げ、手首の位置から側胸当て身に続いて項を包み、対側の魂氣(前腕)を同名側の頬部に当てて入り身投げ表
*片手取りでは、開いて(体の変更)相半身として〝弓を気一杯に引っ張ると同じに〟(『合気神髄』p67)対側の手は直突き、払わせて下から跳ね上げ、解いた手で側胸を突いてから項を包み引きつけて入り身投げ表、又は入り身落し。
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横面打ちに外転換・異名側の手で受けの前腕を陽の陽で制し対側の手は手首を陽の陽で払うように抑え、そのとき手背を受けの手首の下面で滑らせて小指球で接点を残しつつその手首を取り返すと、体側の手で受けの小指球側を三教で取り、八双の構え近似で受けを釣り上げ退かせ、①異名側の手で三教に取り直して裏に導き、俯せにして直ぐ同側の足先を肩の下に差し入れ対側は耳下に差し入れる。受けの肘を異名側の膝内側で固定したまま取りの体軸を受けの頭側に捻ると、受けの手掌は取りの異名側の大腿前面に向かい三教固め。②そのまま後ろに落として仰向けにすると、直ぐ同側の足先を肩の下に差し入れて対側は耳下に差し入れ、三教固め。
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襟と袖の両手取りに袖側の足腰を開いて陽の陰で正面当て、対側の手で襟を取る受けの肘を陰の陽の手で上から畳み、受けの両手を縦に並べて開いた方の腋に同名側の肩を捻り入れ、天の手は頂丹田から項へ陰に畳んで下ろすと体軸側として両手を揃えて陽の陽で掲げると同時に外入り身で呼吸法。
*襟側の足腰を開くと逆半身外入り身、袖側では相半身内入り身となる。
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片手取り呼吸法:呼吸とともに気結びを成し、受けと体軸が一体となって釣り合う瞬間に〝空の気を解脱して〟(同p67)〝身の軽さを得る〟(同p105)から〝真空の気に結べば〟(同p67)つまり〝自在に動くこと〟(同p105)ができて〝技が出ます〟(同p67)。 呼吸力とは技が生まれる仕事量に対する理論語であり、その養成は気結びの習熟に他ならない。緊張伸展ではなく弛緩屈曲で受けの魂氣・母指先の方向を体軸に与る取りの魂氣・前腕長軸に一致させることである。開祖はこれを〝吾勝〟と抽象化した。 相手の手と自身の〝手、足、腰の心よりの一致は、心身に最も大切なことである〟(同p98)。あとは転換して体軸を交代させる。このとき〝心の持ちようが問題となってきます〟(同p67)。結んだ部分は非軸足側となって空に浮き、受けの圧迫の半分は空間に放たれる。〝正勝〟である。 呼吸力の養成とは互いに拮抗する観察語での力を養うわけではない。呼吸力が理論語であることを開祖は〝魂の比礼振りが起こる〟(同p70,149)という表現でそのことを示唆しているようだ。 〝武は科学せる技である〟(同p79)〝我々は精神科学の実在である。自己の肉体は、物だから魄である。それはだめだ。魄力はいきづまるからである。つまっているからである〟〝魂の気で、自己の身体を自在に使わなければならない〟(同p18)
*参考:「京都大学理学研究科・理学部 大学生活 教育プログラム サイコム 理論語と観察語」