『合気神髄』p105〜106より
〝五体の左は武の基礎となり、右は宇宙の受ける気結びの現れる土台となる。左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟
〝すべて左を武の土台根底とし、自在の境地に入れば、神変なる身の軽さを得る。右は左によって主力を生みだされる。また左が盾となって、右の技のなす土台となる。これは自然の法則である〟
〝左はすべて、無量無限の気を生みだすことができる。右は受ける気結びの作用であるからすべて気を握ることができる。すなわち、魂の比礼振りが起これば、左手ですべての活殺を握り、右手で止めをさすことができるのである〟
〝土台〟を「体軸」、〝左、右の気結び〟を「転換の繰り返し、体軸を交代」に置き換える。
〝すべて気を握る〟〝すべての活殺を握り〟を「魂気と魄気の結びで体軸を作る」に置き換える。
〝魂の比礼振り〟は「体軸を解脱した非軸足側の手」に置き換える。
「左の手足は武技に与り、右は天地に結び体軸を成す。左は受けの魂気と結び、右は自身の魂気と魄気の結びで体軸を作る(p70より、左は正勝、右は吾勝)。左と右で体軸を交代すると、後は連続して体の捌きができるようになる。
左の手足で受けと結んで体軸を確立すれば、右の手足は体軸を解脱した非軸足側の手となり、身の軽さを得て受けの体に魂気を響かせ、自身の体に巡って魄気と結び、自身の体軸を確立することができる(p70より、勝速日の基 左右一つに業の実を生み出します)。」
「魄阿吽の理念力」のタイトルより再掲