2011年
12月
28日
水
*入り身転換の魂氣は広義の陰(呼気で振り子運動、腋が閉じる)狭義の陽(母指は腹壁に平行、他の指は腹壁に接して昇氣)。肘は伸展、手首は屈曲(小手返しの手)、単独呼吸法昇氣の丹田への結びに一致。腋が閉じず手首が屈曲しないと肩が十分落ちず、拳が丹田に密着できない。結べないままでは昇氣呼吸法も体の変更も行えない。また、肩の力が抜けるのは腋が閉まって丹田に結んだときだけ可能であり、単に脱力することとは別である。
*体の変更の魂氣は丹田の結びから母指の反りの方向へ陽の陽。
*突きには杖・剣を持って動作するイメージで。杖巡り/剣の振りかぶり振り下ろしは陰の陰から陰の陽での降氣。手刀は陽でも陰でもなく巡りがない。結べない掴めない。
2011年
12月
25日
日
*昇氣に巡った時、対側手は丹田にあるが踏み替えで腰に陰の陽。既に送り足と伴に腰にある時(小手返しの手順)受けの胸と取りの背は呼吸法表の結びを行えない。つまり丹田から昇氣へ巡ることが出来ず、外巡りで同側の足先とともに逆半身入り身、腰の魂氣は陽の陰で入り身投げ(隅落とし裏または天地投げ近似)
* 魂氣は陰の陽で額から丹田まで一気
* 突きの手首に触れないとき丹田で昇氣に巡って前方の足を軸として(剣線に対して直角のまま)入り身運動、目付は対側の肩方向へ。側頸から陽の陽へ進めると同時に後方の足先を入り身で進めて送り足、呼吸法表、残心。
* 目付が定まらないと体軸が弛緩する、つまり姿勢の伸びやかさが不足する。陰の魂氣を腰にしっかり廻す分、目付け、首の捻りが肩方向に十分行える。
* 体軸が直立して初めて魄氣の陰が成り立つ。前足先の後方への送り足は転換で剣線を越えるだけは必要。
*参級昇級審査:技はそれぞれ基本動作の連なりが文句なし、残心も及第。
速さ、切れ、緻密さは、その基本動作一つ一つを身につけ直しながら、連ねて行くことで進歩するものである。陰の魂氣と魄氣をおろそかにしない。弐級はそれだけで自ずと越えることができる。
来年の標語参照。
2011年
12月
21日
水
* 突きは額と丹田の魂氣の間を前方の足先方向へ通す。これも前回テーマの後ろ取りの結びと同じ動作。額から一気に降りた腕に接した時その受けの手を取る。小手返しへ。
*たとえ相打ちであってもいきなり突きの手首を打つことはできない。まして後手なら、拳の高さを予知して防いだり掴むなりすることは現実的ではない。剣線とそれを含む縦の面を外したうえで広く受け容れて結ぶことが肝要。
* 腕に触れない(受けが突きの手を即引いた)時、丹田で昇氣に転じる。呼吸法裏へ。
* 降氣の形では対側の膝を軸として振り子運動(転換運動)で転換する。
*腰に在る対側の陰の魂氣は受けの手背を受け止めて固めへ。
*間合いが深くなったとき、腕を伸ばして魂氣を早々と陽にして、さらに上体を傾けて受けに近づき、目付まで受けに向かい、肝心の魄氣は置き去りとなる。単独呼吸法と単独基本動作の喪失である。杖取りから学ぶしか無い。杖から徒手への典型例を示した。
2011年
12月
14日
水
*これまで、外巡りで陰の陰から陽の陰・陰の陽で受けの手首を丹田に、その手背を膝上の対側手掌に包み二教とした。立技では置き換え踏み替えで裏。降氣と外巡りは腋の開け閉めで間合いの差が生じる。
*後ろ取りの回転は軸足の確立から270度(四方投げでは最大360度)
*後ろ両手取り、後ろ両肩取りで取り返す場合も、当て身近似で動作する場合も、単独動作の呼吸法に徹するだけ。手掌が陽から陰に巡る時受けの手首に触れたら把持、そうでなければ陰で取り自身の真中に結び昇氣か降氣の単独呼吸法。考えない、迷わない、どれも正解、基本動作は一つ。
*後ろ取りの結びは陰の魄氣と、魂氣は降氣の形から陰の陰で額に、対側は陰の陽で丹田に。受けの両腕は諸手取りの結び同様縦に並ぶ。
2011年
12月
11日
日
*降氣の形で腋を閉める動作は、陰の陽の魂氣が同時に母指の伸展をともない、広義の陽の先駆けとなることに繋がる。腋は締まるけれどすでに母指から外側に陽で伸展する。呼吸法の要訣。
*後ろからの肩取りも両手取りも取りは降氣の形で転換し、受けの手を取らない場合(単独呼吸法のままに動作)も、取り返す際も呼吸法としては変わらない動作を通すのみ。
*取り方は単独呼吸法によるから迷わない。入り身転換にも繋がる。手首を取り返した手が天地に巡る場合も前に押し出す場合も魂氣三要素が成り立って動作に展開される。
2011年
12月
07日
水
*正面打ちの裏以外全て先手でした。
2011年
12月
04日
日
*降氣の形から側頸に結ぶことで腋を開くが、陰の呼吸法の一連である(魄氣も陰)から肩肘を力まず。母指は丹田に向かう。
*降氣では腋を開けて陰の陰で側頸に結び母指先は丹田に向かう。呼吸法では腋を開けつつ狭義の陽(小手返しの手)で側頸に結び母指先は肩の後ろを向く。いずれも肩肘が力まない。肘は受けの喉に接するが当てないで、母指先が取りの側頸に密着する。それには側頸を開けることが必要。目付を反体側に向けて首を振る。魄氣は踏み替え。