2011年
5月
29日
日
*入り身運動の送り足とともに残心の足腰の姿勢で魂氣を天地に現し、天から丹田に巡る時再び足を入れ替える程度に陰の陰で入り身運動・残心。受けは取りの内側後方に回旋して後ろ受け身で落ちる。
*後ろに置き換え・踏み替えるところは小さく素早く、入り身転換で受けに接するように。
*それぞれの変化技は「基本動作の連なり」参照
2011年
5月
25日
水
*半歩の踏み入れができないとき小さな吸気のまま(それ以上吸気に頼ると力むだけ)呼気に転じて陰の陽(小手返しの手)で同側の膝を地に着け魂気も地に結ぶと呼吸投げ。
2011年
5月
22日
日
*小手返しに際し、初めの置き換えとともに踏み替えると後ろ回転を経て小手返しとなる。突き後手入り身が相半身のときは後ろ回転による裏の動作により剣線を跨がないことが肝要。
*四回続けて突きにおける相打ち/後手、逆半身/相半身、横面打ち入り身/杖巡り入り身について稽古を行った。受けの突きは結果として真中の一点を占める一瞬であり、正面打であったとしても真中の一面を占めるだけである。面に対応できれば点にも既に対応しているわけである。初動を見分けることには無理があり、受けが動く瞬間入り身運動で応じれば相打ちか後手になるかは反応的に区別される。接触すればその点を含む面で結び、入り身を。触れなければ単独動作のままに魂氣の三要素を行う。その間魄氣は原則的に同じ動作である。
2011年
5月
18日
水
*型稽古に慣れるあまり、触れることを前提にしがちであった。触れないことを基本的に稽古すべきである。例外として、あるいは応用技として、触れてしまう場合の稽古を位置づけるべきであろう。技・相対動作にとらわれるのではなく、単独動作への帰結があくまでも基本である。
*よく言われる“掴むな”とは、魂氣を陽にして指を張って取りにいくことのみに終始するな、という意味であろう。陰で巡る途中に受けと触れて、丹田に結んだときその手を取っている。正面打ち一教運動の相対動作である。ちなみに、巡り・結びの中で取らないことに意味は無い。杖を下から手掌に受けることはできても、上から手掌に吸い上げることはできない。舟漕ぎ運動の陽の陰の魂氣は吸気であり停止するものではない。陰の陰で丹田に結んだときこそ手を取ることができる。点で接触し面で結ぶ。魂氣の陽から陰への巡りと結び、つまり舟漕ぎ運動の魂氣の本質である。
2011年
5月
15日
日
*小手返しに取れないときは手順で昇氣呼吸法表/裏、次回に稽古
*先手に比べて間合いが近いため三教に進むまでもなく外巡り入り身運動で入り身投げもあり。
*相半身と逆半身は手足腰とも共通の動作であるから考えないで基本動作のみを行うことに専念。
*相半身入り身転換・置き換え・踏み替え・四方投げ裏。取れなければ手順で置き換えのところは踏み替えて呼吸法裏、は次回。
*いずれも突き引きに合わせて手順で入り身投げまたは呼吸法
2011年
5月
11日
水
*受けの拳に触れたときは手順通り丹田に結ぶことで小手返しに取れる
*片手取り呼吸法裏と異なり、背を受けの胸に当てることができないため十分な漆膠の身となり得ない、つまり結びが稀薄とならざるを得ないから、踏み替え時に一層接触を密にすることが必要(突き杖取りに準じて)。同時に、陽の陽で伸展した上肢は受けの同名側の肩に接してなおもその後方へ、母指の方向に沿ってやがて取りの体側に伸展のまま結ぶ残心に終わる。
2011年
5月
08日
日
*魄氣は、入り身・転換(置き換え、踏み替え)・回転・残心に先立ち陰陽を常に無意識で体現しなければ他の要素を動作することが難しくなる。置き換え・踏み替えも片膝を着く半立ちも陰の姿勢でなければ動き得ない。また、入り身・転換・残心は陽の魄氣があって初めて成り立つ。ただし、舟漕ぎ運動の陽の姿勢だけでは魄氣の基本動作たり得ない。送り足・残心や正面打ち、突き、入り身転換などに先立つ動作ではなく陰の魄氣に巡る寸前の静止した姿勢であるから。
*巡りと結びを稽古する上で解りやすい方法である。他に胸取りに横面打ち入り身転換による丹田への結び、両手取り呼吸投げの陰の陽(降氣の形)から回外する巡りで陽の陰へ受けの下から結ぶ方法、外巡りから腋を閉めて回内で結び陽の陽で入り身(魄氣が結ぶ)など。
巡りと結びがなければこの場合二教たり得ない。二教によって巡りと結びを行うのではない。
2011年
5月
01日
日
*後ろ回転の軸足を180度踏み替える(後ろ回転の終末動作)ことに足腰の回転の核心がある。いずれも丹田に結ぶ。交差/後ろ取りで魂氣を後ろに結ぶと後ろ回転で小手返し。
*片手取り降氣で入り身転換呼吸投げ:回外せずに小手返しの手で地に結び膝を着く。半立ちは背筋を起立させ目付を維持する上で必須。
*額に結んで剣を振りかぶる単独動作が肝要であり、回転にて正面打ち近似で受けの項に結ぶ。送り足で丹田に結んで残心。
*入り身転換の四方投げに比べて回転の四方投げは四方投げの取り方による額へのより厳密な結びが肝要である。これの稽古は半身半立ちで片手取り四方投げを行うのが有効であり、膝行を伴わない呼吸法による方法がより効果的である。