2011年
9月
28日
水
2011年
9月
25日
日
*両手を下段で取らすと降氣で中段に巡り、中段で取らせば陽でも陰でもないまま一方を陰の陽から陽の陽、他方を陰の陰から陽の陰で体軸は直立を保ち坐技入り身運動。観念を排し単独呼吸法に徹する。
*交差取りが成立したときは降氣の形から呼吸法で入り身。
*陽でも陰でもない陽で進める(与える)時は外巡りで受けに取らせないで陽の陰に巡って入り身投げ。
*以上は前々回からの繰り返し。
2011年
9月
19日
月
*片手取りは内巡り昇氣で入り身転換。諸手取り表は降氣の形で剣線を外し半身を転換し、縦に並んでその下に位置する受けの異名側の腕を越えて側頸に結んで、陰の陽(母指が項の方向に向く)として同側の足先を受けの後ろに半歩入り身しながら陽の陽で進める。なおも母指の反りの方向に進め、体側に結んで残心。この時点で受けが取りの真後ろに落ちて受け身を取っていることに気づく。陽の陽で進めるときに『受けを倒そう』『倒れたかどうか』目付でこれを捉えようとするのは禁物。軸が揺れて陽の陽の魂氣をいっぱいに開き示すことができない。目付は後下方に落ちた受けの後ろに水平に定め、視野いっぱいに次の存在を捉える。
*入り身転換後の目付の視野に受けの手拳が入れば、横面から丹田に結ぶとともに小手返しの取り方でそれを把持し、前方の足先を斜め後ろに置き換えると同時に同側手は陽の陽から陰の陽で腰の後ろに巡る。突き入り身転換の結びである。視野に手首が無ければ丹田で昇氣に巡って呼吸法。水平の目付で捉えた対象が次の受けである。入り身転換の後に再度その剣線上に在る者へ目付をとらわれてはいけない。地に崩れた受けの次に在る者を水平の目付で最大限に視認する(残心)。
2011年
9月
18日
日
平成23年9月17日(土)〜18日(日)北は北海道から、南は熊本まで、海外からはアメリカ、デンマーク、本部道場在籍の各国の方など120余名の参加であった。
地震の被害から修復され新しくなった畳や天井は、古い伝統をそのままにしつつ一層明るさを増し、広く感じられた。
道主は、入り身、転換、呼吸法の基礎をしっかり組み立ててそれらの様々な繋がりに各種技の展開があることをご指導された。多くの参加者と稽古をともにさせていただき特に印象深かったのは、諸手取りや両手取り後ろ両手取りで取りにおける陽の陰の魂氣が圧倒的に逞しいことであった。かざした手にその重心を感じるが如きで、特に年配の高段者ほど際立ってみえた。身体各部の年齢を超越した壮健ぶりは心の魂を核と成す以外には考えられず、その場で息んでみても決して巧くいくものではない。正に体内での魂氣と魄氣の結びを直感させるものである。
休憩でいただく冷たいお茶と、帰りに立ち寄った筑波山麓の温泉のぬくもりはまた格別であった。
2011年
9月
14日
水
*降氣の形から転換し体側ではなく(側頸・頰を経ず)顔の前で二教の手(陰の陰で腋を開ける)、陰の魄氣で体軸が迎えに行き対側の手により四方投げの持ち方で受けの手首を取って陰の陰で額に結ぶ。これによって回転は可能になる。裏も入り身転換ではなく転換から後方回転へ繋ぐ。
*陽の陽(本来は陽でも陰でもない手刀)で交差取りに取らせて降氣の形から側頸・頬・額に陰の陰で結び、対側の手は丹田に陰の陽で結びつつ取らせて転換し陰の魄氣(丹田側の足先は地に置くのみ、額側の足は軸足)。これを後ろ両手取りの結びとする。ここより置き換え・踏み替えか前方回転に進める。
*陰の魄氣で額に結ぶ時目付けが下に向く傾向がある。この瞬間こそ水平に目付けを置かないと回転や踏み替えの軸を作ることができない。
*後ろ両手取りは結んだ後に魄氣を陽とし額の魂氣を広義の陽として天に進めるから受けの頭を越せる。結ばず、陰の魄氣を作らず、始めから腰を伸ばし手を差し上げて受けの頭を越そうとしてもかなわない。
*交差取りは降氣の形から側頸・頰・額へと陰の陰で結ぶ。片手取りは外巡り陽の陰から額へ陰の陰。体軸が迎えに行く。
2011年
9月
11日
日
*降氣でも昇氣でも可。母指方向へ陽の陽で進めると次第に腋を閉じて地に向かう。腋を閉じて後狭義の陽から陰に一気に巡ると腋は開く。そのままサーイェイの舟漕ぎ運動の魂氣が二教。
*舟漕ぎ運動から腋を閉じて陰の陽で降氣に巡ると受けの前腕は垂直に立つ。対側の手で三教に取りつつ陰の陽を回外で陰の陰にすると受けの手から離れて取りの真中に手刀をかざすこととなり、それを真下に戻すと受けの上腕は丹田に結ぶ。三教裏固めに入る。
*裏は降氣で入り身転換・陰の陽で側頸に結ぶ。表は降氣で外転換・受けの両手は縦に並ぼうとしており、取りの首を対側に捻って側頸を開き陰の陽で結ぶ。裏は踏み替え、表は半歩受けの後ろに入り身して陽の陽で進め体側に結び送り足で残心
2011年
9月
07日
水
片手取り入り身転換・置き換え・入り身運動左右連続:隅落とし裏
*表:臍下丹田へ外巡り陰の陰の結びを保ったまま・送り足は残心として前後の足を密着。
*裏:置き換えでも陰の陰の結びを解かない・入り身運動で外巡りの直後再度結ぶ。
*前方回転による結びが浅ければ受けの前に位置し側頸に陰の陽で結んで踏み替え呼吸法、置き換えのみなら十字投げ/一教など、置き換え・踏み替えると小手返し/四方投げなど。
*軸を正したまま陽の陽の方向に導く。陽の陰に氣がいくと軸が対側に倒れ陽の魂氣は広義の陽となり得ない。
2011年
9月
04日
日
*正面打ち一教運動裏の始めの受けは後ろ回転で手刀を陽の陰から陰の陽で腰の後ろに結ぶ。始めと逆の半身であり、取りは始めと逆の半身で体の変更をしている。受けは踏み替えて魂氣を腰から体表を巡って丹田に陰の陽で結ぶと、互いに相半身となり、取り受けが交代となる。その都度取りと受けは常に同じ立ち位置をとる。始めに取りの間合いが深く入ると受けの後ろ転換は不可能。後ろに結べないから諸手取り内入り身・転換の要領で降氣の形へ。
*降氣の形は腋を閉める、外巡りは腋を開ける、外巡りから横面打ち入り身は腋を閉じる、内巡りは腋を閉める・昇氣は腋を開けてゆく、降氣の形から側頸の結びは腋を開ける、降氣の形から二教の手は腋を開ける(次の技、片手取り四方投げ)など自然にこのような動作をしている。
降氣の形から手首を屈曲して回外する動作は腋を閉じているが、外巡りから二教の手は腋が開いている。この違いを知ること。
*一教運動裏の間合いは受けの足先の外に取りの足先を並べる位置、これより浅くても深くても受けの腋の間に転換ができない(深いと転換の後入り身投げや小手返しに移行する)