2013年
10月
27日
日
*送り足から、逆半身内入身/相半身外入身
*一気に昇氣で側頸に結ぶと入身転換の陰の魄氣は前方の足先を止め置かず軸足の踵の後ろに一歩置き換えて軸とし・対側の足先から踏み替えて目付・足先・腰を反復入身転換。
【ピットフォール】軸足をしっかり作らないと対側の足先から重心と緊張が抜けきれない。転換しきれない。自然本体近似となり上体を捻って魂氣と足先方向が乖離する。取りの魂氣と魄氣が結ばないと合氣ではない。魂氣が陽に成りきれないと母指から魂氣が体側まで巡らず残心にまで至らない。受けに魂氣が響かず技が生まれない。
《対策》側頸の魂氣は陰で完全に結んでいる。同側の足先を止めずに後方へ置き換えて軸としておき、対側の足先を十分内股にして次の軸と決め、腰とそれに結ぶ魂氣と対側の足先の転換・置き換えを同時に徹底する。その直後に魂氣を側頸から陽で発する。これが同時か早すぎることの無いように。陽の指と同側の足趾を揃えることで送り足・残心の軸も確立し、その同側の魂氣は母指先の反りに合わせて体側へ巡って残心が完了する。
*陰の陽で回内す(真中に引き寄せ)ると受けの前腕は直立し手首は屈曲・異名側の母指を受けの手背の母指寄りに置き、他指で受けの小指球を剝がす。取りの上肢を伸展し母指の腹を受けの手背に密着して魂氣を発すると三教。掴もうとすれば母指が屈曲し陽の魂氣が滞る。
*振り込み突きで相半身として対側の足を後方に置き換え内転換・魂氣は払われて受けの伸びた前腕に降り・母指を受けの手背の母指寄りに置き、他指を小指球と襟の間に挿入・後方の足を軸として後ろ回転にて胸を反転すると二教で受けの小指球を制することになる。
2013年
10月
23日
水
*魂氣は両手で(天地に)気の巡り。右手が陽の陽から地なら左手は陽の陰で天……画像参照
*正面打ち一教〜四教は一教運動から地の魂氣が陰に巡るときの接点の位置が異なるだけ。
*一教裏は一教運動裏から入り身転換して魂氣は天地から丹田に結び(鳥船の陰の魄氣)置き換え・踏み替えで座る。後ろ回転に相当。丹田の結びを解かない。
【ピットフォール】踏み替えに不備があると回転しない。目付が転回しないで受けを見たまま後退りするだけになる。丹田の結びが解けて、あるいは解けない様に受けの腕を所謂引っ張ることになる。
*入り身転換反復で氣結び。先の入り身転換は軸足側の陰の魂氣を降氣の形・対側は陽の陽。次に陽の陽の魂氣を降氣の形にして軸足側とする。先の降氣の形は回外や外巡りに進む。
2013年
10月
20日
日
*陽の陽から陽の陰で受けの手首の屈側を上から取る・上腕の魂氣を陰の陽に巡って可能と成る
2013年
10月
16日
水
*受けの魄氣への結びは、外巡りでは陽の陽、受け流しでは陽の陰。いずれも陰の陰に巡って背部から腰に・取りの丹田へと結ぶ。残心によって技が成り立つ。
*転換入身は外して詰める後手、入身転換は詰めて外す先手乃至相打ち
2013年
10月
13日
日
*手背を刈り取る様に踏み替えて入り身転換すると受けの魂氣と魄氣は取りの丹田に手関節の一点で結び、一体で螺旋に蹴上がり転倒する。地へ結ぶには緩徐であることが望ましい。……画像参照
*中段突きなら陰の陽で降りると丹田に巡って小手を取り踏み替えて小手返し。いずれでも初動は同じ単独基本動作。
*受けの手首の屈側を狭義の陰で取り回内して陽の陽で母指先の方に伸ばす。その手を陰の陽で手首に結び陽の陽から陰に返して屈側を取ると一教。
*前の足先を外股で軸とすれば前方回転……単独動作の画像参照、後方の軸足の踵の後ろに置き換えて踏み替えると後ろ回転。
2013年
10月
09日
水
*小指(球)が受けの手首の上面(尺側)に当たるだけでは陰の陽に結べない。手刀で受けの手首を押し下げようとしても取りの肘が曲がるだけ。結ばなければ技が生まれない。……画像参照
*六級審査:「陰陽の巡り」32. に感想を記載。随意筋の運動という常識の中には無いものを生むのは観念による。また、観念に動作が伴わなければ生まれるものは無い。
2013年
10月
06日
日
*剣で正面打ち入り身運動:額から母指の腹を受けの面に貼付けるように(実際は剣先が受けの面に当たる)・脇を閉じて柄頭を丹田に巡ると同時に剣線を外して送り足で残心。
*交差取り降氣の形から陽の陽で受けの手首の上面から結ぶこととは別物……画像参照
*“降氣の形から回外”は脇を閉じたまま回外してから開いて陽の陰で受けの面に、“外巡り”は脇を開いていってから閉じて回内し陽の陽で横面打ち。取りの魂氣は、前者では取らせた受けの上肢の内側を、後者では外側を通る。
*一般五級の審査:合氣道に特有のもので最も単純な基本を動作として示すことが初めて認められる機会である。これから作り上げられる合氣道の土台を確かめることであり、それは出来上がってから容易に目にすることができないばかりか、掘り起こし作り直すこともできない。それだけに、ある意味初段の審査より感慨深いものがある。
2013年
10月
02日
水
*与えて吸気半ばで受けが触れたときから置き換えまでを一呼気で・受けに取らせて丹田にある魂氣を魄氣の陽で吸気と共に陽の陽で発する。
*上段突きなら振り降りた魂氣は丹田へ巡る前に当たると脇は閉じず陽の陽で巡って手背が受けの面に
*小学生の六級/四級、一般の四級審査:日頃の修練の成果が言葉の意味と共に動作として現れ、緻密な動作は念いによって受けとの接触で作られる。意識がさせるのではなくただ呼吸あるのみ。兆しから発氣へ。形をおぼえて昇級するのではないことを三者三様で実感されたに違いない。動作を思い出すことは動作に念いの現れることとは別物である。