2013年
12月
22日
日
相対基本動作組杖:直突きに転換・振り込み突き・陰の魄氣で八相の構え・正面打ち(突き転換呼吸法表)
杖による片手取り外巡り二教裏、杖による交差取り外転換二教表
*徒手における魄氣と魂氣の動作に生かされる。
*片手取り体の変更は魂氣も魄氣も陽、間合いは最大、つまり離れる。入り身転換は魂氣も魄氣も陰、相対的にも氣結びで間合いはなし。入り身転換から前の足を後方に置き換えて陰の魄氣とし、魂氣の結びを保てば、伸展した前方の足の分だけ間合いができる。
*体の変更は相対基本動作が繋がらない、技に繋がる間合いは魂氣も魄氣も陰に巡ってこそ生まれる。
*受けの母指球を包みながらも魂氣の陽で間合いを置けば、取り自身の魄氣との結びを欠き、返すことができない。置き換えの都度魄氣の陰で間合いをとれば魂氣の丹田への結びが維持され、踏み替えたときに入身転換の陰の魄氣(腰)と同時に受けの手を返すことができる。天地投げよりも間を空け、四方投げほど離れない。
天神町道場稽古納め
【静止の連なりこそ動作、動作の求めるものは静止。核心を行えば、形は生まれる。形をなぞるなら、核心は見えない。氣結びによる禊がたましいである。】
2013年
12月
18日
水
*肘と脇を閉じて母指先から反りの方向に魂氣を発する。受けの諸手の上方に取りの魂氣を陽の陽で吸気と共に天から氣を受ける思いを動作する(呼吸法)。順次、肘と脇は中心から開き、伸びる。諸手は、取りの降氣と共に縦に並び、陽の陽で反転して水平となり外側に倒れる。
*以上の三本はいずれも相半身外入身の魄氣で、陰の前足は受けの後方の足に向かう。しかし、魂氣はそれぞれ、正面打ち近似の陽の陰(四方投げ)、陽の陽で受けの前胸部を昇氣で越えて陽の陰に巡る(天地投げ)、陽の陽から陽の陰に両手で氣の巡り(入り身投げ)と、違いがある。この魂氣の多様性が間合いを三つの段階に分けているが、取りの魄氣の陰陽においては違いが無いことに着目。
*正面打ち一教表は相半身内入り身の送り足で逆半身内入り身とするから、内外の違いはあるが魄氣の陰陽の方向は一致している。
平成25年、幸町道場の稽古納めにおいて以下のことを心に留める。
【魂氣・魄氣のそれぞれ三要素と三位一体の体現は単独動作を確立するが、複数の相対動作(技)を成すうえでは、その単独動作上の一致点と、間合い・位置取りでの相違点を明確にすることこそ基本の修練である。】
2013年
12月
11日
水
*一教表の魄氣に注目すれば裏は片手取り隅落とし表に相当する。
2013年
12月
08日
日
*一教運動表は送り足を前足の踵ではなく土踏まずの側面に進めて半身を転換して陰とし、陽の魄氣へと受けの軸足に進める。魂氣で受けの上肢を押すことのできない魄氣の動きであり、半身を転換し魂氣を丹田に結ぶ(鳥船)。その後は結んだまま坐る(表)か、後ろ回転(入り身転換・置き換え・踏み替え)して坐る(裏)か。
*表は押し進めず、裏は引き廻さず、魂氣を陽の陰から陰の陽へ(天から地へ、額から丹田へ)巡って結ぶ。固めは座して地に結ぶ。
*外巡りから肘を落として脇肘を閉じると陰の陰であり、母指球が受けの手首に接し、母指の反りに合わせて小手先だけではなく脇と肘を開いて陽の陰で小指球も受けの前腕内側に入り、そこから陰の陽に巡り(氣結び)取りの丹田に還る、つまり鳥船のサー・イェイ。
*ピットフォール:脇肘を閉じたまま受けの手首を小指で押し進めても氣結びには至らない。
2013年
12月
04日
水
*手首に当たった点で押さない、陽の陰で(尺側〜小指球で)被せて押さない、両手で氣の巡りは陰の陽から陽の陽で(母指〜撓側で)接点が受けの手首を周り、陽の陰に巡ると手掌で受けの面を包む。…… 画像参照
*浅いと互いの手背が合わされる。手刀は陽でも陰でもない。受けの手背を押さないで母指先方向に進めて手掌を更に開くと受けとの接触が外れ、同時に対側の手で受けの母指球を小手返しの持ち方で取る(説明演武のみ)。