2013年
4月
28日
日
*受け身の目付:前方回転では受け身の方向の真横の地を見る・すぐに前方を見て立ち上がる。回転する瞬間真下を見ない、臍部を見ない、回転の間は天を見ない・目を閉じない、回転の終末で地を見ない。臍部を見ることは後頭・脊柱といった背中の中心・急所を着地して回ることになり、受け身はそれを避けるための攻防。
【ピットホール】車輪を地に着けて後ろの足を跳ね上げるまでの間息を止めて車輪を緊張させるが、回る瞬間に気が車輪から抜ける。その分肘が張って前腕で地に着いて回転する体を支えようとする。もはや両上肢の車輪では回れず、地に着いた前腕と肘関節の可動性で上腕と躯幹を反転させることで背中が全面的に着地する。後頭部も着くことで衝撃が強まる。
*剣線上の手刀で小指球が受けの手首と丹田に結ぶ二教は巡りの無い結び・取りの丹田に結びが無い・残心が無い・禊を忘れる動作。魄氣と魂氣を結ぶ緩徐な動作こそ合氣。受けは痛みを感じる直前に合図をすることができる。その余裕は体に健康を心に和をもたらす。合氣道のあらゆる動作と技に共通することである。
2013年
4月
24日
水
*手刀対手刀で押し返すわけではないし、弛緩して受け止めてから跳ね返すわけでもない。陰陽・巡り・結びである。
*三教固めで、手背を鷲掴みにすると手掌は取りの下肢に密着しないし、力みで取りの上肢を伸展仕切れない。正面打ち入り身転換で受けの側頸に結ぶ陰の陽の魂氣との近似性に注目(下記画像参照)
*打突の横面打ち入り身は、受けの剣線より手前で自身の手刀の剣線を外す。相対基本動作の画像参照
*「道場」の幸町道場に昇級の集合写真掲載
2013年
4月
21日
日
*同側の足先を前方に出し陰の魄氣のまま陰の陽で魂氣を与える。陰に巡る手を受けが逆半身で取る・同側の足腰がさらに魄氣の陽で入る・足先は受けの真中に向けて軸足として転換すると陰の陽で巡った魂氣に魄氣が陰で回り込む。今や前方を向く足先が入り身した分軸足に向かって引きつけられる。
*小手返しと呼吸法をそれぞれ稽古するが、受けの手首に接触するかどうかを考えない。陰の陽の魂氣は、上肢が躯幹に降りて密着する動作の中で・イメージは肩から先が空っぽで屈曲弛緩した手首の先に全ての魂氣が充満している。
2013年
4月
17日
水
*「フォトギャラリー」の単独呼吸法参照
*陰の陽で与えて呼気で丹田に巡るが受けは逆半身でその手首を取る・同側の足腰は内方に揺らいだ上肢の外側を半歩入り身・魂氣に繋がった受けの異名側の上肢に接して転換
*「単独基本動作1」の画像片手取り呼吸法裏/表を参照
*降氣は単独呼吸法のみならず、相対動作での転換と連動して脇を先に閉じるしかない。取り自身の結びが秋猴の身を作り受けに寄ることを可能とさせる。入り身転換においても同様である。
2013年
4月
14日
日
*「相対基本動作」の画像「魂氣三要素」4/14 参照
*「フォトギャラリー」の画像「天地の結び」参照
*新道場で初稽古
2013年
4月
10日
水
*受けは取りの後方の足下に螺旋で落ちる。残心の視野には無い。
2013年
4月
07日
日
*小手返しの手から受けに接して反屈の陽の陽とし・直ぐ巡ると正面当てを陽の陰で受けの異名側の頸に接して母指先の反りを背部に沿わせる。魂氣が巡ると共に結ぶから魄氣が逆半身外入り身・その送り足では魂氣が陽の陰で側頸から背部に母指先まで密着し漆膠の身を作る。ここでは対側の魂氣を常に陰で腰に廻したまま。
*漆膠の身は入り身投げの結び。母指先が取りの丹田に向いている。これが丹田に陰の陰で結び・足を入れ替え相半身となって残心で投げが成立。
*二教の手にするとき受けは取りに対して後方へ崩れ・四方投げの持ち方で取り返し額に手背を結ぶ間に受けは取りの視野から外に出るからその場で入り身転換にて振り返って・正面打で受けの手首を持つ手が受けの項に結ぶ。つまり、前方回転にこだわらない。項に結ぶ直前の相対的位置関係による。
*受けが取りの視野にある間は入り身転換の直後向かい合う体勢となり、すれ違い様受けの対側の魂氣は陽に転じて取りの側頸に結び、入り身投げで返すのが手順。従って視野にあるときは手背の体軸への結びが不十分であり、同側の軸足を入り身転換ではなく前方回転の軸足とする(外側に90度捻る)ことで取りの方から受けが視野の外に出る位置をとる。
*取りの魂氣が項に結べば受けの視野に取りは無い。そのまま取りの魂氣が地に結ぶと合氣は成り立たない。すなわち取りは魂氣が丹田に結ばないので魂氣と魄氣が結ぶこと無く残心も無い。受けは取りの真中に結ぶこと無く地に落ち、後頭部と背部が直接落ちることにより後方受け身が出来ない。従って、合氣を成すには陽の魂氣を陰の陽で丹田に結び残心とする。それに伴い受けは取りに結んで後取りの足下を伝って螺旋に落ちる。→単独基本動作2の画像で四方投げの残心参照
*入り身転換は手刀で相打ちの横面打ち、転換は横面打ちでも後手の陰の陽で剣を額に振りかぶる動作。陽の陽に近い手刀より陰の陽の魂氣は早く巡ることが出来る。
*昇級審査(五級、参級、弐級):各級で何が違うか。魂氣・魄氣それぞれの三要素がより明確に動作できて、それらの連なりがより緻密で、それぞれの結びがより確実で、相対動作においても受けとの間での入り身と氣結びが同様に円滑で、陰陽の巡りが一層速い。目付のぶれることが次第に少なくなり、それと共に体軸の無駄な揺れが減り、魂氣の陰陽は振幅が更に際立つ。技の種類や手順はこれらを見定める状況の移り変わりにすぎない。
2013年
4月
03日
水