2014年
7月
27日
日
*内転換では陽の陰の魂氣は振り込み突きで相半身から直角に半身を転換。
*外に前の足を開き横面打ちを異名側の手で陽の陽にて払い、対側の手で陽の陰から陽の陽へ巡って手刀の遠位で結び外転換の成立、払った手は外巡りから手刀の小指球を包み、杖巡り近似で額に結び・対側の手を振り込み突きで払われて相半身外入身転換(受けの脇・上肢の下を潜るように見える)で上肢を伸展し母指から発すると三教。
2014年
7月
23日
水
*下段に与えようと魄氣の陰で吸気に移る。陰の陽の魂氣は受けが触れると同時に吸気の極限で陽の陽にて転換すれば魂氣の結びであるが、入身転換では途中で呼気に移り丹田に巡ると共に前方の足先を半歩置き換えて入り身し、足先は内に向けて軸とし、入身転換または後方回転。回転軸の確立では、足先の向きの設定に目付の転換を先駆けとすることで垂線の屹立と転換が同時に行える。丹田への巡り・足先の入身・目付の転換の三位一体が速さと安定を生み出す。
*軸の確立は静、転換は動。これらが限りなく同時に為されることで安定と速さが生まれる。回転軸と体軸の一致する瞬間でもある。足を回転軸として対側の足と体軸そのものが回転移動すればこの安定と速さは得られない。
*昇氣が側頸に結ぶと母指先は背側に向く。取りの背を見て母指先が耳の下に見えなければ昇氣の結びが欠落している。体軸に一旦結んだ魂氣は母指先から踏み替えで発せられると上肢は陽の陽で受けの側頸に結び、その撓側から魂氣が受けの体軸を体の底に響いていく。取りの魂氣と受けの魄氣の結びである。また、入身転換・踏み替えの間に取りの魄氣も受けの魄氣に結んでいる。
*最短で側頸の高さから地に降氣、留まらず母指を除く指の方向(背側)に巡ることで残心。投げに至らなければ陽の陰に発して二教に連なる。
2014年
7月
20日
日
*降氣の形から陽の陽:手掌を見ながら脇を閉じて引き寄せ、小指から掌を包み母指で蓋をして魂氣は陰の陽。母指先の反りの方向に魂氣を発する。拳を作ると、取らせた手首や肘・肩に力が入り、脇を開きながら上肢全体の力で受けを外に倒そうとしてしまう。母指先が地に向かって初めて上肢が伸展し脇が開いて行く。
*陽の陰で受けの手首の上に沿って母指先の反りの方向に魂氣を巡らし丹田に向いたら巡りは成立。その状態で小指から弛緩屈曲すると陰の陽で丹田に結んで行く。母指先は取り自身の腹壁に沿って内側を指している……画像参照。一旦丹田に向いた母指先が天を向けば魂氣は掌に包まれないし陰の陽で結べない。手刀で手首を地の方向に打ち降ろそうとする動作になる。
*半身で横面を打たせ内/外に剣線を外して半身を転換する。内は両手で氣の巡りを陽の陰で一歩踏み込んで発する。外は陽の陽を受けの上肢に当てながら外へ一歩外して対側の足を前に置き換えると同時に、同側の手で受けの手刀の遠位を陽の陽で結ぶ……画像参照。
2014年
7月
16日
水
*後ろ回転では丹田の結びを緩めたり解いたりしないよう稽古すること。
*入身投げや小手返しへ。
2014年
7月
13日
日
*上段に与えて回外では母指先の反りで相半身外へ入り身となる。逆半身入身の一教運動裏では陰の陰から陰の陽で母指先を受けの手刀の撓側で結ぶことが肝要。
2014年
7月
09日
水
*容易に解けない結びとは、呼気を続けて脇を閉じ・上肢全体が躯幹に密着すること。上肢を弛緩させて尚かつ肘で伸展して躯幹に隙間を作らないためには、手首を曲げて陰の陽で母指を除く指が丹田で揃って上方を向くこと(昇氣)。これを小手返しの手と言う。
*氣結びは合氣である。
2014年
7月
07日
月
昨日、合氣道大阪武育会創立十五周年記念大会、合気道道主植芝守央先生研鑽会(於和泉市:桃山学院大学総合体育館)、ならびに合気道道主植芝守央先生を囲んで懇親会(於大阪市:ホテル日航大阪)に参加させていただきました。
500名近い参加の中、私個人としてはこれほど多くの武育会傘下並びに友好団体の皆様方と道主ご指導のもとにきめ細かく研鑽を積み、たくさんの汗をかいたことはありませんでした。懇親会でも、道主をお囲みして多数の道友にお会いでき、合氣道を中心に話が弾み、随所で笑顔に満ちた歓談の輪(和)ができること頻りでございました。
さらに個人的な特筆すべきことは、ここ数年強まることはあっても忘れることの無かった(医学的に了解済みの)腰痛が、今朝起床時から全く消失している事実です。研鑽会の直後懇親会場直行のバスに乗り込んだときはいつもの程度を上回る痛みが感じられ、無理をしたかな、と覚悟したのですが、その後現在まで説明のつかない嬉しい状態が続いています。
医療の理法といいましても、畢竟自然界に刻まれたひとつひとつの道筋に過ぎません。この数年来の容態が既知のありふれた道筋に矛盾無く沿うものであったとは言え、この自然界がすでに無数の理法によって説明し尽くされたわけではありません。従って、予期せぬ結果に驚くこともあって然るべきでありましょう。ただ、ここに至ってその一日がどのような必然性を包含していたのか、医療の常識に照らしてみましても即座に心当たりの思いつかない現状です。
それについては、この記念大会において道主植芝守央先生のもとで、小林裕和師範により開祖から賜った合氣道が多くの道友の中で、輪を結んだということしか特定する事物が見当たりません。
確信を持って言えることは、際限なく考え巡らすことではなく、開祖から現道主に連なる核心(基本)即真髄でしかないという事実でしょう。それは、つまり、有り体に言えば、我らの行く先を照らす伝統に感謝する想いでしか無いということです。
2014年
7月
02日
水
*下段に与えて取らさず丹田に巡って入り身転換