2016年
12月
21日
水
平成28年稽古納め
*回転の軸足は陰の魄氣で、同側の魂氣も陰で丹田に結ぶ。単独動作は膝に置く。入り身・転換での軸足側魂氣は丹田の他腰仙部に結ぶ。半身は体軸を確立し、対側の手は陽、非軸足は自在に置き換える。ナンバ歩きに通じる。軸足側の手は振り上げない。
2016年
12月
18日
日
平成28年稽古納め
*投げは横面打ち入り身運動で半歩前方に進んで残心、目付けは進行方向。固めはその場で膝を着き、同時にその外側に魂氣を接して地に結び、振り子運動で目付けは対側の背部上方へ。
少年少女錬成大会ではたまたま代表者演武の形となり、ビデオで集中的に観察できております。子供の動作においては、陽の手と非軸足先の思い、陰の魂氣の自覚、軸足と腰と体軸の思い、対象なき目付けの維持等が修錬すべき要件であることがわかります。
今回の昇段審査では自ずとそれらの箇所に審査の眼が向かい、具体的な向上点が言葉と思いと動作の三位一体であることを確信できたと思います。特に、思いとは心の持ち方であり、魂氣と魄氣の結びを思い浮かべた動作こそ合気の本質であることが理解できます。
昇級・昇段によって所作の熟達が目に見えることこそ指導者にとっても、共有してくれる道友にとっても喜ばしい事に違いありません。達成感は禊の内にあり、ですね。天の浮橋に立つ思いが単に正立した姿との違いを際立たせてくれるのは、所作あってこそです。。
2016年
12月
11日
日
*自然本体で軸足確立の前に対側に体重を一瞬移して真中が揺れてその分を含めて外転換や入り身転換で体軸を剣線から外す。
2016年
12月
07日
水
*真空の氣に結んで空の氣に結ぶ。
*真空の氣から空の氣に結ぶ。
2016年
12月
03日
土
インフルエンザと胃腸炎という二重の流行性疾患が学校を中心に広まっている最中であった。
当会の団体演武出場者は一組の代表者演武となった。
相対基本動作の次に恒常化している正面打ち一教と片手取り呼吸法の表裏について互いに交代して技を披露した。井桁の軸足交代、外転換と入り身転換、上体の入り身運動と昇氣などどれも技の要となる基本動作であるが、普段通りに正確な発現が見て取れた。
なによりも感心したのは、それぞれの技の初動で逆半身と相半身について間違えたり、やり直したり、動きが止まったりすることがなかった点である。たとえば、左から始めると決めて習慣づけていたとしても、表裏と繰り返すうちに勘違いすることも多いのであるが、予想に反して滞ることなくやってのけた。演武を前にしてこの二つを繰り返し練習した訳ではなかったので、この出来過ぎについては一つの結論に行き当たるという嬉しい確信を持った。
それは、表裏に限らず、技の始まりは常に取りが先ず意志を持つということである。すなわち、禊をする、魂氣を与える、真中を与えるという稽古の姿勢である。
取りが魂氣の陰陽を左右の手で決めて、与えた直後にそれを受けが取る。裏では受けがそれを察知していち早く取ろうとする、または打とうとするように、あくまで取りが主導する。きょうの技にはなかったものの、取りが魂氣を与えるとき片手取りや交差取りの他に横面打ちを予期することもその一つである。
左右や表裏を順次見せることにこだわらず、取りが始動の原則を貫いたとき、平常心が形に現れる身のこなしに習熟することも可能となろう。
課題であるが、与えて巡って発するときはしっかり吸って、母指先から魂氣が出ると思うことである。母指先の反りは必ず取りの丹田に再度巡り、残心で初めて技ができる。その間に受けのつぼを通ることが必須であること、合氣の本質であるから、忘れてはならない。
腕を振り上げるのではなく、禊で得た魂氣を母指先から発する。振り降ろすのではなく小指から氣が丹田に巡る気持ちで振り降りる。吸って吐いて軸足を作る。母指先と軸足を意識することが無意識でできるようになること。もうかなりできつつありますが。