2016年
6月
26日
日
*魂氣が丹田に巡り、丹田は入り身の陽の魄氣で迎える。片手取り入り身転換近似。
2016年
6月
22日
水
2016年
6月
19日
日
辻本師範による
山田師範による指導
(休憩)
辻本師範による指導
懇親会での話題:上肢を伸展する際に吸気(例正面打ち)、手刀を打ち下ろす際に呼気となる(例横面打ち)。つまり魂氣を陽で発するとき吸気、陰で巡るとき呼気となることの合理性について。両手を伸展して胸を開いて吸気、呼気はその反対に肚に両手を巡らせて胸を閉じる。胸腹式呼吸。
そのことに加えて、魄氣の動きに同期することから息づかいの合理性を記す。魂氣を陽で発するときは魄氣も陽であるから吸気、残心で極限となり呼気によって陰の魄氣で中段に構えて吸気で突く。この動作を呼気と吸気の逆転では行えない。剣素振り正面打ち“松”、鳥船の呼吸など。
鳥船のイェイは陰の魄氣で軸足の確立。地に体軸が突き立つ呼気である。軸足を蹴って体軸が前方に移動する際は吸気で陽の魂氣と共に。ついに体軸が移動して軸足は交代し、二足が一本の軸足となれば残心で、それは入り身であり吸気相の終末である。再び呼気によって軸足が作られて陰の魄氣となる。鳥船には残心が伴わない。
2016年
6月
15日
水
*受けの手首は陰の陰で包んで地に着ける。振り子運動で受けの上腕の中間を陰の陽で地に包み込む。同側の座骨と臍下丹田と掌底の三点を結んで、目付けは体軸の反対側に傾ける。常に水平線より上に向ける。したがって腰を浮かすことはない。
*魄氣は陰のまま、腋を締めて肘を体側に着けたまま魂氣を狭義の陽から陰に巡らす。小さく肚で魂氣を水平に巡らせて取り返す。
2016年
6月
12日
日
*外転換から入り身が表、入り身転換から反復入り身転換(非軸足から踏み換え)が裏。いずれも魄氣の結び=空の気に結ぶ。魂氣は内巡りで臍下丹田に結んでから昇氣で受けの手の上を真空の氣に結び、さらに上体の入り身運動(表)または入り身転換(裏)で開いた側頸に結ぶ。一瞬のうちにそこから陽の陽の魂氣を発する。その母指先を同側の拇趾先に合わせることが手・足・腰・目付けの一致で魂氣と魄氣の結びにつながる。つまり合氣。魂氣が体側に結ぶ残心で合氣の成立。
2016年
6月
08日
水
*右手が(狭義の)陽なら左手は(狭義の)陰
*右手が(広義の)陰なら左手は(広義の)陽
*何れにしても触れると内巡りか外巡り。非軸足は外入り身。
*取りが半身・陰の魄氣で魂氣を上段に与えようとしたとき、受けは逆半身横面打ち先手。取りは陰の陽で差し上げて額に結び・非軸足の踵を剣線から受けの内に外して踏んで軸としたら魂氣は鎬となり、対側の魂氣を相半身内入り身とともに振込突き近似。受けは陽の陰で払い・取りは受けの手刀の下の空間に巡って陰の陽で受けの手首を下から包み、内転換(陰の魄氣)とともに四方投げの持ち方で額に振りかぶって同側の非軸足を前方回転の軸足に踏み換え・前方回転と共に額から正面打ち近似で受けの項に結ぶ・臍下丹田に巡って残心。
*取りの振りかぶりは取りの魂氣の上方の空間(真空の氣)を打ち消し、開いた受けの腋の下の空間(空の氣)で取りの魂氣に結び、同時に魄氣の前方回転で体軸を受けのそれに結ぶ。
2016年
6月
05日
日
*弐級昇級審査:禊、単独呼吸法坐技そして単独基本動作で魂氣と魄氣の三要素が指/趾の先に現れ、軸足と非軸足の交代が緻密に行われていることは体軸と目付けが示している。その上で相対基本動作の揺らぐこと無く、基本技への道筋が自在に展開される。
たとえば、片手取り入り身転換で、内巡りの陰の魂氣に同側の非軸足が滑らかに逆半身で半歩入る置き換えが、内股で軸足交代に進む基本動作として体得されると、魂氣は自ずと陰陽に巡り全身が隅々まで技を生む瞬間となる。
無駄やほころびや隙のない瞬間を、禊から始まる氣結びに求めていくのが合氣道の共有である。
2016年
6月
01日
水
*正面打ち後手では、与えようとしていた陰の陽の魂氣を額に結んで徒手の鎬とし、目付けとともに同側の膝を母指先方向へ閉じて剣線を外す。その膝を軸として対側の手を返し突きで陽の陰の魂氣が受けの手刀側の上腕伸側を包み、同側の膝は受けの外に入る。陽の陰から陰の陽に巡り、対側は相対的に陽の陽となり、今や受けの手首の尺側に着いている。受けの対側の手掌は地に着いて上体を支えている。この形から一教〜四教の裏にすすめる。
*坐技では母指先と膝を合わせる。正座で拳二つ分開いた両膝は魂氣の陽で外へ開き、陰で対側へ膝を閉じる。
*真空の氣に受け日で陽の陽の魂氣を差し出す。所謂“魂の比礼振り”のイメージ。取らせた受けの手ではなく、その上に区切られた空気に手掌を広げて、手首は母指先の反りに合わせて反屈に。
*両手取りでは内転換で丹田の前の手(初動で与えた手)を外へ陽の陽から丹田へ陰の陽に巡って取り返し、対側の手で四方投げの持ち方。
*両手取りで裏に入るときは後ろ回転。軸足の置き換えはこのときこそ小さな径で。踵の後ろに置き換えて、受けに与えた手は陽の陽で前に差し出したままで、回転方向に引こうとしない。
*地の方の膝を着いて呼吸投げ。あるいは天地の間で前方回転・腰投げの運動で腰投げへ。