2016年
7月
31日
日
剣素振り入り身:正面打ち、突き、横面打ち、入り身転換、上段受け流し、下段受け流し
*入り身転換の陰の魄氣から前方の非軸足を後ろに置き換えて陽の魄氣とすれば、魂氣を陽の陽で差し出すから背当て胸が解けて受けは前方に放たれる。一方、置き換えて陰の魄氣とし、魂氣を丹田に結んだまま外巡り外転換=相半身外入り身と地の結び、隅落としと天地投げの地。
*受けの移動に対して体の変更・外転換で、受けの元居たところを取って相半身外入り身を成す。
*受けの移動に際して前屈で逃避するところを後ろから追う動作となれば入り身(漆膠・秋猴の身)にはほど遠い。ただし、取りの振込突きで受けの前屈は選択の余地無し。
2016年
7月
20日
水
2016年
7月
17日
日
*陽の陽から陰の陽で体側に巡り母指先は地に結ぶ。狭義の陰から狭義の陽=限界から限界まで。
*体軸と側頸を軸足に任せた体感から後ろの非軸足を伸展して入り身。同時に魂氣を側頸から母指先に発する。
2016年
7月
13日
水
*杖素振り上段返し突きの魄氣=一教運動表
*入り身転換・置き換え・踏み換えのとき、非軸足をその場で内股に踏み換え軸とし、対側をその場で外股で踏み換えると、入り身ができていないばかりか両足で四股立ちとなるため体軸の転換と魂氣の巡りは振れ幅が乏しく、受けの側頸に結び体軸から底を抜けるほど響かない。反復する転換ではなく入り身転換でもない、正しく転換・入り身である。
*単独基本動作の入り身転換反復に転換・入り身を加えるべきか。何れにしてもその場で転換するのみでは鳥船に類似し、半歩進めての入り身・残心を稽古する必要がある。非軸足を半歩進めての軸足交代と、その場で陽の魄氣から軸足交代の違いを知ること。後者は体軸の前進が伴わない。したがって魂氣が揮わない。
2016年
7月
10日
日
*魄氣の陰陽・入り身・継ぎ足から陰の魄氣で構えて残心(徒手では継ぎ足が残心)
2016年
7月
06日
水
*鳥船は魄氣の陰陽と魂氣の陰陽で現す呼吸法である。魄氣の陰陽は軸足の確立と体軸の揺れを動作する。魄氣の陽は、入り身と軸足交代の兆しであり、軸足を伴わないその形は静止として成り立ち得ない。陰は軸足を確立した動的静である。四方八方に歩き、回り、陰の魄氣で立ち止まるのが魄氣の働き(三要素)である。鳥船は非軸足を置き換えないし軸足交代も無いので体軸移動(歩み)の伴わない動作であることをあらためて識るべきである。
*入り身運動は魄氣の陰陽に軸足の交代と継ぎ足(残心)の伴った動作である。入り身転換は入り身に際し軸足交代のとき足先が直角に方向転換し、魄氣の結ぶ踏み換えでは45度内側に足底で地を踏むと、体軸に結び陰の魄氣となる。
*陰の陽に巡る際、母指先が地をさしたままでなければ結びが解ける。結びが成ったときは母指先が内を向いている。内巡り。天を指すと掌は開き、魂氣は丹田に凝結しない。
*陽の陽から陽の陰への巡りは、伸展した前腕の回外・回内の限界から限界まで。いずれも母指先の反りで地を指す。
*二人取りは、一人に対して次々に順次同じ基本動作を行うか、あるいは同時にそれぞれに異なる基本動作を行うか。一層の緻密さを要する。同時に同じ基本動作は為し得ない。同時に同じ間合いで左右対称に魂氣を巡らして魄氣に結ぶことはできない。
2016年
7月
03日
日
*陽の陽の究極は掌を天に向けて受けることに止まらず、母指先の反りに合わせて地に巡り、体側が閉じて掌は外側を向く。陰陽の巡りは限界から限界まで。
*突きに外転換横面打ち入り身投げ(画像③)
*受けの手首を陰の陽で包む前に、陽の陽の魂氣から陽の陰へ真空の氣(皆空の氣)に巡ることこそ肝要。
*四級昇級審査:単独基本動作では魂氣の働きを必ず両手で現すことが肝要。相対基本動作ではこのことがいっそう意味を持つ。特に陰の表現無くして次の陽は連なりを持って存分に働けない。魄氣と魂氣の同期はやがて合氣に繋がる。片手取り入り身転換において、魂氣の陰陽に魄氣の入り身転換が思いと動作で見事に同期している。無理・無駄が無く安定しているから美しい。坐技呼吸法では、両膝から下腿の伸側と爪先までが地に着き、大きな両足の裏のつもりで膝を開閉する。
言葉(魂氣)と思い(魂氣三要素)と動作(呼吸)の三位一体が単独呼吸法であり、相対基本動作に生かされる。学童期の稽古にとっては十分な基本的気構えである。技の形の体得では魂氣や魄氣の思いが不在になることをぼつぼつ実感してもらえれば十分である。