2017年
3月
26日
日
*徒手と異なるところは:陰の陽で杖を取って側頸の高さに手を畳むと、徒手と違って手首は屈曲できない。したがって回外ではなく、母指球を突き出す三教近似で一歩踏み出して手を伸展するから杖を取りつつ直突きへ。
2017年
3月
22日
水
*技は相対基本動作の連なりによって生まれる。相対基本動作は単独基本動作そのものである。二教の技をかけるという思いで形を動作する必要はない。
2017年
3月
20日
月
2017年
3月
19日
日
*五級、初段審査(動画)
2017年
3月
18日
土
*鳥船では軸足交代までは進まない。イェイの陰の魄氣から非軸足の脛までは直立するが、体軸をそれに直結させるまでには至らない。何故脛は直立でなければいけないか。膝が前に出て脛が前傾となれば、体軸は更に前方寄りに移動し、後ろの軸足は伸展して地を踏み続けることが出来ず、離れていよいよ軸足交代で(魄氣の陽から)入り身に移る。すると、継ぎ足とともに両足が一足となって体軸が直結する間に、前方の直立すべき軸足が膝の部分で前後にゆれることとなり、体軸も前方に移動する際、前傾・後傾しつつ前後に揺れることとなる。それは魂氣の巡りにとってすこぶる不都合である。
さらに、膝の突っ込みが、半身において下丹田を内側前下方へ捻る(腰を切る)動作を不完全なものとするであろう。下丹田が地を指さず、空を向くことになる。
*魄氣の陰陽は腰、つまり臍下丹田を前後に揺らす運動ではない。魂氣は前後に陰陽で巡らすが、腰は前後に揺れず、その場で切る。何故なら半身だから。せいぜい45度の捻りを作る。
*体軸は陰で軸足上、陽で両足の間を直立のまま前後に揺れる。
2017年
3月
15日
水
2017年
3月
12日
日
合気道は何をする武道か? 2017/3/12
開祖植芝盛平翁(明治16年〜昭和44年)により創始され、現在世界の国々の約7割、約130ヶ国に組織・団体がある。この海外普及の結果、(公財)合気会の登録団体によって組織された国際合気道連盟(IAF)が1976 年に結成され、国際大会と総会が四年ごとに開催されている。
合気道は力を競って技をかけるものではなく、逆に力を終始抜きっぱなしで技を作ることが目的でもない。合気道の本質は呼吸の緩急に伴う動作と姿勢につきる。
つまり、呼吸とともに天より上肢に魂氣を、地より足腰に魄氣を受けて下丹田(下腹)に氣結びし、胆力を養う。そのうえで、母指から魂氣の発することを思いながら動作することによって相手に氣力を及ぼした後、残心によって技が生まれる。魂氣も魄氣も曖昧であれば氣結びも残心も動作として現れることは無い。
氣を思い、受けては与えることが動作となり、それが術理にかなう技を生むのである。
剣・杖術に由来する足腰の動作も特徴の一つであり、目線の位置(目付け)や姿勢の安定性はそれに依る。
日本古来の相撲や柔術の心をそのまま残し、一方で試合の必然である勝負の執着やそれによる心身の弊害も無くすることで、真に健康を増進させる現代武道である。
したがって旧来の武道に比べて際立った違いは、互いをより良く活かす修練により、真剣な中にも愉しみながら武道を身につけることができる点であろう。
2017年
3月
08日
水
*立ち技では入り身転換よりも後ろ回転で地に結ぶ、天から地に降氣で。
2017年
3月
05日
日
2017年
3月
01日
水
*回転の軸足を作るときは足を見ないで足先の方向へ90度水平に目付けを置く。次に90度、180度と回転の方向を先々見ることで足腰が連なって一回転する。
*坐技交差取りは対側の脛を受けに対して外へ置き換えて剣線を外すと同時に振り子運動でそこに重心を移すと、与えた側の脛を後ろに90度開き(後ろ転換と呼ぶ)、側頸に結んで畳まれている上肢の肘を開いて真下の剣線上にに結ぶ。受けは線上の地に俯せで結ぶ。
*単独動作では膝と腰仙部に置いた手が、相対動作では受けと自身とに結んで初めて回転が成り立つ。軸は回転しない。固定した軸の周りを、非軸足が回転する。更に言えば、回転ではなく、膝を蹴って伸ばし、屈曲して軸足に巻き付けるように戻すと地に着いて軸足交代に至る。ここで元の軸足が非軸足となって捻れが解けて足先は270度回転する。同側の手は額から魂氣の陽で正面打ちに発して受けの項へ結ぶ。伸びきった上肢は横面打ち入り身運動近似で下丹田に陰の陽で結ぶ。受けは仰向けで取りの丹田を通過して後方へ螺旋で落ちる。
*回転の膝の屈曲が無ければ入り身転換で180度の向きなおりとなる。このときは上丹田の結び(額への振りかぶり)を持続したまま、取りの額が受けの手とともに受けの項に結んでから、上肢を陽で伸展する。体軸を直立させ取りの陽の魂氣を受けの項から体軸へ、初めて響かせることが合気の四方投げ。下丹田に巡ると受けの体軸は取りの魄氣に結び、螺旋で落ちて地に結ぶ。