2019年
5月
22日
水
*外転換昇氣の魂氣は肘頭が受けの胸骨上窩で体軸を取りの魄氣に結んでいるから受けの異名側の手にとらせた対側の取りの手は入り身転換で陽に発することが出来ない。即ち入り身転換を要する裏は成り立たない。
*初段審査より
(合気の)基本(動作)無きは合気道にあらず。
禊で魂氣と魄氣を結ぶ正立から生命を再確認し(天の浮き橋に立つ)、鳥船と入り身・転換・回転運動で足腰(魄気)の動きを確立して、呼吸で魂氣(手)の緊張・弛緩の巡りを動作することから合氣の技が生まれる。
体軸(魄)の各丹田が魂氣の出入りする部位であると想定することで自ずと姿勢が作られる。
魂氣と魄氣の結びは技を生むと同時に禊であり、残心とは技に連なった禊の姿を指す。魄氣と魂氣の陽である鳥船のホー、あるいはサー、を禊から切り取っても技が生まれるわけではなく、残心の姿でもない。まさに軸足を失っている瞬間であることを銘記すべきである。
魄氣の陰では下丹田が正面を向き、陽では内側前下方、つまり地に向ける。
鳥船の陽とは、魂氣を前方に発することで上体や足腰が前に引っ張られる姿勢ではなく、魄氣が陽で腰の切れる瞬間にも上体は常に直立して魂氣が前方へ発せられる。魄氣の上に魂氣が乗る姿勢そのものである。
2019年
5月
19日
日
2019年
5月
15日
水
*二教に包み小指球で受けの手首を切り下ろそうとすれば、たちまち母指先が天を差して魂氣は受けの手にひびかない。
2019年
5月
08日
水
*鳥船は魄氣の陰陽に伴う体軸の軸足から両足間で前後する揺れ。魄氣の巡りであり、それに同期する魂氣の陰陽・巡り・結びをも体現する動作。
*陰の陰の入り身運動とは両手を二教の手と小手返しの手にして、前者は下丹田で同側の足先は前に置き、同時に後者は腰仙部に結ぶび同側の足は前の足の踵に接して一本の軸足とする。残心の姿勢である・
*入り身転換は体軸と結ぶ軸足の交代による体軸の移動、動作の根本。
前方回転二法/後方回転、
*片手取り入り身転換・体の変更に続く相半身外入り身で半身を受けの同名側の半身に密着して残心で受けの位置を取って代わる隅落としでは元の剣線上に直立する。
2019年
5月
06日
月
*軸足交代が無く、左右の両膝が弛緩したまま転換を連続しても体軸はその間で地から浮いて移動しない。動作とは、体軸側の陰の魂氣と、対側の、身の軽さを得て陽で発する魂氣と、左右で陰陽に分かれて体軸とともに連続交代して移動する。
*魂の比礼振りとは同側の非軸足への交代によって体軸から解脱した手が陰の魂氣から陽への発兆を得た(身の軽さを得た)手の働きを指す。見た目には丹田に位置しているが、すでに陰の魂氣ではない。〝空の気を解脱して〟いつでも〝真空の氣に結ぶ〟ことができる姿勢である。
2019年
5月
05日
日
*陽の魄氣で静止し、地を踏む両足の間で体軸の浮動したまま手を受けの側頸に伸ばしても体軸は入り身を為し得ず、魂氣は発すれど受けの側頸に及び難く、取りに巡らず。
*陽の魄氣から入り身・残心で魂氣は陽から巡って取りの丹田や体側に結ぶ。相対動作ではこのとき受けの底を抜くのである。
*陽の魄氣から入り身・残心が基本動作の典型である。しかしここでは陽の魄氣の前の足を軸としながら、後方の足は背側へ置き換えて陰の魄氣で内転換。
*掌に包まれた魂氣が開かれて虚空に発せられる。巡って包まれた掌の魂氣が丹田に結ぶ。このとき受けの手を魂氣とともに包み、取り返す動作となる。