2021年
9月
29日
水
*体の変更からその場入り身転換なら後ろ回転で四方投げ裏
2021年
9月
29日
水
受けが後ろから取りの肩に手を置いた瞬間、同側の手足腰は体軸として対側の非軸足を半歩進めて軸足交代による入り身転換と同時に、非軸足側となった手に魂氣の珠を包んで下丹田から上段に与えて掌を開くと、正面打ちの手刀となる。
受けが手刀でこれを抑えに懸かる瞬間、取りの手刀の掌に魂氣を包んで上丹田に巡って、非軸足先を母指先に合わせて内股で軸足交代すると、手足腰目付の一致で反復する入り身転換によって体軸の巡りが確立する。
はじめ腰仙部に置いて体軸に与った陰の魂氣は腰の巡りによってそのまま下丹田に置かれた陰の魂氣となる。この時両手は天地に結んでいるが、地の魂氣は下丹田にあって既に体軸から解かれ、同側の非軸足と共に身の軽さを得る。魂の比礼振りが起こる、と比喩される開祖の言葉はこの下丹田の魂氣を指すのであろう。自在に動作へと移ることができる。これが入り身転換の成立である。
下丹田の魂氣を陰のまま再び腰のまわりを後ろに巡らせ、合わせて同側の非軸足を後ろに一歩置き換えて軸足とするとき、これは体の変更の捌きに相当する。対側の手は陰の魂氣で体軸に沿って下丹田に降りて再び体軸から解かれ、受けの同名側の手は取りの下丹田へと導かれ、受けの両手は取りの肩と下丹田の間で縦に並ぶこととなる。
同時に取りの魂氣には魂の比礼振りが起こって同側の非軸足先と同期して外転換へと連なり、自在に手足を動作して更に受けを導くことができる。体軸に与る手足が結んでは対側の手足が様々な技と固めを生み出す。これは合氣の技が生まれる天地の法則であり、正勝、吾勝、勝速日という言葉に象徴されるのである(『合気神髄』p70*)。
すなわち、正勝は体軸から解かれた非軸足と同側の魂氣であり、吾勝は体軸を成す軸足と丹田に結ぶ同側の魂氣である。右と左で軸足が交代する体捌きのうちに、左右の魂氣と魄氣が同時に結んで二本の足が一本の軸足となるのが合氣の成り立ちである。つまり入身一足で技が生まれ、これを勝速日と象徴化されたのであろう。
以上、肩取り正面打ちに体の変更から各種基本技への体捌きを例とした。
*『合気神髄』合気道開祖・植芝盛平語録 植芝吉祥丸監修(平成2年1月20日 柏樹社発行)より
2021/9/29
2021年
9月
26日
日
*後ろから一方の肩に受けの手が触れたらそれが同名側か異名側かに関わらずそれをまず体軸側として入り身転換で軸足交代して非軸足で上段を撃つ
2021年
9月
26日
日
入り身転換反復の勘所
基本動作の一つである〝その場入り身転換反復〟では、ただ目付けの転換を連続して繰り返すことに要点を置くわけではない。軸足交代こそが勘所である。それは、剣線を外してすぐに魂氣を発し、受けの真中を撃つのが目的であるからだ。そのためには初めの入り身転換の直後に軸足を交代することが必須なのである。
つまり、反復転換して非軸足を確立すると魂の比礼振りが起こり、同側の手は自在に伸展して受けの真中を撃つことが可能となる。その結果、取りの魂氣が受けの魄気に結んで、底を抜いて取りの低丹田に巡り、自身の魄氣と結ぶ動作が生まれる。即ち合氣である。
たとえば、横面打ちに逆半身内入り身転換とし、すぐにその場で相半身内入り身転換によって呼吸法表が生まれる動作を考察すると、反復入り身転換によって軸足交代を確立して空の気を解脱した魂氣と非軸足が受けの前三角頂点を確保し、その上で真中を撃たねばならない。母指先の反りに合わせた非軸足先の半歩踏み出しから外への巡りは、対側の軸足が確立されてこそ可能となるのである。
まして初動の入り身転換から体軸を欠いた動作であれば、そもそも五体の固定直立が曖昧となり、開祖の所謂〝空の気〟に結ぶ概念の実体を伴わないこととなる。そこでは武の土台となる魂氣、つまり体軸から解かれた対側の手が存立し得ない。即ち〝空の気を解脱して〟〝魂の比礼振りが起こり(身の軽さを得て)〟〝真空の気に結ぶ〟という合氣の前段が動作しきれない。
陽で虚空に発せられた魂氣は受けの真中にひびき、その体軸に沿って底を抜き、取りの丹田に巡って自身の魄氣と結ぶことで禊が動作される。〝合氣は禊から始まる〟と言われる所以である。
二本の足が一本の軸足となって体軸移動が動作される。この瞬間は合氣の技が生まれ、残心に裏打ちされるわけで、まさに「入り身一足」の姿を示すと言えよう。
2021年
9月
22日
水
* 同側の非軸足を外に置き換えて軸とし、魂氣を上丹田まで巡らせ、対側の手を受けの項に回して陽の魄気で入り身投げ。
*同側の非軸足の膝を着いて魂氣は地(下丹田)から後ろに振り下ろし、地を掃いて天に発して円を書くと受けの異名側上腕内側に取りの上肢が絡み、対側の手は振り込み突きで受けに払わせて肩にある受けの小指球を包んで二教裏、対側膝も着いて固め。
2021年
9月
19日
日
2021年
9月
15日
水
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12日
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08日
水
2021年
9月
01日
水