*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                      「天の浮橋」のタイトルに 8. 開祖のいわゆる〝自然の法則〟2024/8/31 9. 正勝吾勝勝速日と魂の比礼振り 2024/9/7                    10. 開祖植芝盛平の武産合気とは特定の形を指すものではない 2024/9/28                     「令和6年のおしらせ」に10月の稽古予定                          稽古の記録 2010/8/15〜2024/10/16

2024年

10月

16日

水曜稽古の記録 手捌き足捌き体捌き〝上半身/全身転換法〟

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①降気(腕を体側にたたむ)②回外③昇気(腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④一気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法(一教運動表)、振りかぶり入り身運動、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方半回転・後ろ回転、前方一回転、後ろ回転
  • 相対基本動作坐技:正面打ち一教運動表裏(=両手で気の巡り表裏)
  • 片手取り入り身転換・体の変更
  • 片手取り体の変更・後ろ転換:三面に開いた前方の足先は外に90度開いている。それを前方に戻してさらに内へ90度閉じるには踵を軸にして一気に180度内に巡ることが肝である。これは外に開いた母指先を内に巡って下丹田に結ぶ手捌きと同期することで魂気と魄気が結び、体軸・吾勝が成立する。同時に体・目付の捌きで後ろ転換が成る。受けの気を取りの前方に誘い、取りの体が(上半身)転換することに合わせて受けの体は取りに結んだまま一体になって半円を描いて導かれる。
  • 片手取り下段/上段:外転換で手捌きは外巡りで矢筈にて受けの手首伸側を掬い取り、対側で正面に与えた陽の魂氣を受けに手刀で守らせ、それを取って体を開くと十字投げ/内巡りから天へ、掌を開いて陽の陰で受けの同名側の頸部・頬部・側頭に前腕と掌を被せて下丹田に払い入り身一足で入り身投げ
  • 片手取り中段:与えた手は二教の手に捌いて入り身転換を軸足の屈曲で受けの腋の下に間をつくり、対側の手で受けの手首を下から掬い取り、取らさず外した手は外巡りで大きく円を描いて受けの同名側頸部を項側から包んで後ろ転換と同時に両手を合わせると入り身投げ
  • 陽の陰で与えて諸手取りに手刀で正面に振りかぶり(対側の手も対称に)母指先の反りは自身の口元を指し、入り身転換は軸足の屈曲で受けの両手が縦に並び、その間に取りの両手は水平に円を作り、両踵を踏んで上半身転換にて陽の魄氣で呼吸法
  • 陽の陰で与えて諸手取りに母指先を中心点として小指球から内に巡って手刀を作り、同側の足を軸として対側の手足を素振りの要領で互いの前三角に半歩進め、両手は中丹田に揃えて母指先の反りは自身の口元を指す。軸足側の腋は自ずと閉じて与えた手とその同側の足腰が体軸に与り相半身転換が成り立つ。そこで非軸足を踏みつめて軸足に転じると対側の非軸足を半歩剣線に沿って進めて入り身一足で呼吸法
  • 基本動作片手取りを二教の手で取らせて中段で内転換、体の変更(非軸足を開く)で上丹田に結び転身で一歩進めて腰仙部に降氣で結ぶ
  • 基本動作片手取りを小手返しの手で取らせて中段で内転換、体の変更(非軸足を開く)で側頸に結び転身で一歩進めて天地の開きから下丹田に継ぎ足で入り身一足、天地投げ裏
  • 突きに:①横面打ち外入り身転換で手捌きは天地に開く②大上段に振りかぶって入り身転換③逆半身外入り身直突きで対側は受けの額に返し突きで前腕伸側を取りの上丹田に結ぶ

2024年

10月

13日

天神町道場稽古:剣先が返るか、巡るか、一足で切る合気剣

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左

  • 坐技単独呼吸法:①降氣(腕を体側にたたむ)②回外③昇氣(腋を開きつつ魂氣の包んだ手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 剣素振り・正勝吾勝:正面打ち、打って突いて、切り返し、後ろ転換
  • 合気の剣・勝速日:入り身一足
  • 剣単独動作:松竹梅の剣
  • 松竹梅の剣より剣合わせ
  • 18の杖合わせ
  • 三段審査:
  • 太刀取り相半身/逆半身呼吸投げ、逆半身呼吸法、相半身三教
  • 杖取り:呼吸法、呼吸投げ
  • 杖導き/投げ:一教、二教、三教/四方投げ、呼吸法、

2024年

10月

09日

水曜稽古の記録 与えた手を陰に巡り転換して同側の足と共に吾勝とする

魂気の巡りで魄気が軸を成し互いの結びで体軸確立。さすれば対側の手足は自在に働き、後ろ転換(吉祥丸道主のいわゆる上半身転換)を行って体軸が交代するなら、ここに元の半身で吾勝、正勝の動きが成立するわけである。

受けに与えながら陰に巡り、中丹田において体軸の一部となっていた手は転換により身の軽さを得て、自在に陽の陽で発することができる。これらは諸手取り呼吸法の機序である。       

与えた手を魂氣の巡りで受けに発して技を生むためには魄気の巡りも必須であるということになる。その動作は吉祥丸道主により体の転換法と呼ばれ、何よりも相手の攻撃線(剣線)を外す目的に叶うものである。体捌きと呼ばれる足腰目付の動作である。

 

魂気を発して受けに手を与え、その場で同側の足が軸となれば魂気と魄気の結び、つまり合気は成らず、天地に立つべき御柱・体軸は生まれない。頂丹田と底丹田を結ぶ体幹軸は地に屹立することなく、左右の片寄った足に支えられるだけである。そこには体捌きが伴わず、吾勝に支えられた正勝の働きも生まれない。したがって受けに与えた手は自由にならないばかりか、受けの攻撃にたちまち曝されることとなる。

 

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①降氣(腕を体側にたたむ)②回外③昇氣(腋を開きつつ魂氣の包んだ手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法(一教運動表)、振りかぶり入り身運動、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換(片手取り/交差取り想定で)、前方半回転連続の二法、前方半回転・後ろ回転、前方一回転、後ろ回転
  • 相対基本動作:片手取り体の変更/片手取り外転換呼吸法二法/片手取り外転換二教呼吸投げ
  • 交差取り相半身外後ろ回転呼吸法/外転換・外巡り入り身落とし
  • 諸手取り外転換反復一教表/外転換・後ろ回転一教裏/外転換反復十字投げ
  • 正面打ち入り身:合わせて当たらず(合気の剣より)/合わせて内巡り外転換入り身/正面打ちに逆半身で合わせて当たらず手刀を畳んで外転換外入り身投げ・呼吸法
  • 横面打ちに外転換で同盟則の手で内巡りで払い外入り身投げ/三角法で内入り身投げ

2024年

10月

08日

武産合気は特定の形に特徴付けられる概念であるのか

〝武産合気〟は形ではない

『合気神髄』に収載された開祖植芝盛平の言葉からこのことを確かめていきたい。

古来、心のたましいは天に昇り魂、肉体のたましいは地に下りて魄と呼ばれてきた。間を満たすものはことごとく気と考えられ、天から掌に受ける魂気が手を、地を踏む足底に受ける魄気が足腰を働かせると思うことにする。

自身の魂気と魄気が結べば〝天の気、地の気、要するに天地の気と気結びする〟(p172)〝天と地を結んでしまう〟(p28)。つまり〝合気は禊である〟(p150

〝真空の気、空の気の結びつきによって〟〝左、右、左と巡環に払って禊すれば、四方八方位に武産が生き生きとして、武の兆しが出る〟(p95)。これは鳥船の行である。

〝武がなければ国は滅びる。すなわち武は愛を守る生命だからであり、科学の活動の根源なのです〟(p100)。

 

〝右足をもう一度、国之常立神の観念にて踏む〟〝自転公転の大中心はこの右足であります〟〝左足を三位の体にて軽く半歩出します〟〝左足は豊雲野神〟〝千変万化、これによって体の変化を生じます〟(p6970)。〝右足は〟〝動かしてはなりません〟。

〝左は正勝〟〝右は吾勝〟〝勝速日の基、左右一つに業の実を生み出します〟(p70)。 

 また、〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟(p65

 

以上のことから武産合気とは、いわゆる形の特徴によって定義される概念ではない。天地の気に気結びして体軸を確立し、非軸足と同側の手が自在に動いて左右交代しながら遂には五体が一つに結んで天地の〝御柱〟(p149)となる。つまり、入り身転換(p174)と入り身一足による残心が技を生むことこそ武産合気なのである。

                               2024/10/8

2024年

10月

02日

水曜稽古 合気の剣で体を捌いて側頸に沿わせて同名側の手で円を描く

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の氣に氣結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①降氣(腕を体側にたたむ)②回外③昇氣(腋を開きつつ魂氣の包んだ手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④入り身運動⑤振り子運動⑥両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法(一教運動表)、振りかぶり入り身運動、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換(片手取り/交差取り想定で)、前方半回転連続の二法、前方半回転・後ろ回転、前方一回転、後ろ回転
  • 坐技相対基本動作:片手取り呼吸法内巡り/外巡り/陰の陽から陽の陰の三法、交差取り呼吸法表/裏、両手取り呼吸法中段/下段の二法
  • 坐技交差取りに内巡りで掲げて対側の手で手首を取り返し(両手で気の巡り)与えた手は陽の陽で掌を開き受けの手を外しながら掌から小指球に滑らせてそれを包み、陽の陽で上段に掲げつつ受けの真中へ発すると対側の手で三教に持ち直して地に結ぶ。
  • 片手取り外転換同名側の手を陽に表し内巡りで円をかいて受けの手に取らさず逆半身入り身投げ表。
  • 杖取り:直突きに天地に開き天に軸足を作り外転換で剣線を外すと杖先に下ろして被せ、体軸を確立して対側の非軸足で間を詰め、受けの両手の間で杖を上から取って軸足交代する。解脱した手足で外入り身に円をかいて呼吸法/内転換では内入り身で正面当て。
  • 太刀取り:正面打ちに合気の剣の体捌きで逆半身入り身と同時に右手で小さく円を描いて柄中を上から取り、対側の手で項を包むと両手を真中に巡らせ柄頭で受けの喉を突いて継ぎ足にて入り身投げ表。
  • 正面打ち入り身投げ表:逆半身で入り身とともに体を開いて手刀に触れず天を指して陽の陰から真中に降り下りる/相半身で魂氣を合わせて内巡りで結び逆半身入り身で陽の陰に発して異名側の頸部に響かせると下丹田に巡って勝速日で入り身投げ表。
  • 太刀取り:正面打ちに合気の剣の体捌きで相半身入り身と同時に下段を突いて掌を開くと柄頭を包んで腕をたたむと体軸に与り対側の手で柄中を握り、体の変更・後ろ転換で柄頭から三教の取り方に移り、さらに後ろ転換で振り返り際三教で掲げる一方で柄中の手を地に下ろす。
  • 太刀取り:相半身で左は柄中右は受けの右手を取って入り身転換から体の変更で受けを導き転身して振りかぶり右手で四方投げの持ち方に取り直して後ろ転換で四方投げ。
  • 両手取りに軸を地として天地投げ/軸を天として地を開く呼吸投げ/軸を天として地を後ろ転換で腰仙部に巡る呼吸投げ/体の変更から転身・入り身転換で天地落とし。
  • 坐技両手取り外巡りで陽の陰(母指先が下丹田を指す)から陰の陽で(母指先を地に向けたまま受けの両腋下の空気を鳥船のホーイェイの魂氣で下丹田へゆっくりと巡る、二教。

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