*神氣館【 高槻市 天神町道場 】               Shinkikan aikido tenjinmachi-dojo (公財)合気会公認道場                                   Takatsuki-city Osaka JAPAN         大阪府合気道連盟加盟道場                                       開祖植芝盛平の言葉と思いを動作する basic techniques from words and thoughts of the Founder, Morihei Ueshiba        不動の軸足に陰の魂気:〝吾勝〟  非軸足と魂の比礼振り:〝正勝〟        〝この左、右の気結びがはじめ成就すれば、後は自由自在に出来るようになる〟:軸足交代         二つはこんで一と足すすむ・入り身一足と、体軸に与る両手の巡り:〝左右一つに勝速日、業の実を生む〟       〝正勝吾勝〟で剣素振り 合気の剣は〝勝速日〟 〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気ということであります〟                      「魄阿吽の理念力」のタイトルに 1. 合気道指導演武 2025/1/1                       2. 合気道では何故剣素振りを欠かすことができないのか 2025/1/25 「令和7年のおしらせ」に2月の稽古予定                          稽古の記録 2010/8/15〜2025/2/5

2025年

1月

29日

水曜稽古の記録 諸手取りは手刀で取らせ振りかぶりを呼吸法で

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け、指先からは下丹田より魂気を発する気持ちで伸ばす①呼気で弛緩屈曲、脇を開いて母指先を側頸に着け、正中胸部を下丹田に降気②腕を体側に畳んで側頸の高さで手首を掌屈したまま母指先を前方に向け、吸気で両手をいっぱいに開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ側頸まで正中胸部を昇気、側頸から吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け、指先からは下丹田より魂気を発する気持ちで伸ばす、あとは降気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 相対基本動作:突きに、振り込み突き入り身運動、中段受け流し相半身で軸を作って外入り身、眼列の横切りから下段外巡り受け流し外転換。同時正面打ちに上段受け流しで体軸とし返し突き外入り身転換
  • 正面打ち一教裏:同時正面打ちに上段受け流しで上丹田に陰の陽の魂氣を結び体軸とし、受け手刀の異名側の手で返し突き外入り身転換にて受けの上腕遠位を降気の魂気で把持して体軸とし、対側は上丹田から陽の陽で開き受けの手刀の尺側手首に接する。その手と同側の足先・正勝を一歩後ろに置き換え(体の変更)、同時に手は陰に返して受けの手首を取り鼠蹊部に結ぶと吾勝。対側の手は受けの上腕と共に伸展され、下丹田に巡って後ろ転換の軸になり座して一教裏固め。
  • 片手取り前方半回転連続、前方一回転
  • 片手取り後ろ回転
  • 片手取り入り身転換・体の変更/三面に開いて後ろ転換
  • 二教の手を逆半身で与えて小手返しの手で取らせ相半身内入り身で上段に二教の手で返し突き
  • 小手返しの手を逆半身で与えて二教の手で取らせ腋を開いて入り身で体軸として転換すると側頸に母指先が昇り(吾勝)、後ろ転換で非軸足側に交代すると魂の比礼振りが起こり小手返しの手で掌を開き受けの上丹田に陽の陽で魂気を発する(正勝)
  • 両手取り右手を陽、左手を陰に返して軸とする入り身転換・後ろ転換(上半身転換)で呼吸(法)投げ、入り身一足で勝速日であるが両手は体側・下丹田(腰仙部)ではなく合気体操の二教の運動
  • 短刀取り三教:正面打ち下ろしに逆半身外入り身で上腕と手首を両手で受け流しから開いて手首を鼠蹊の高さに抑え持ち、対側の足先方向に進めて対側の手で三教に持って振りかぶり相半身外入り身転換で三教、対側の手で下から受けの手背に合わせて包み刃先を受けの腋に向けて体をさらに開くと三教で受けは後方に退き体を反らす。手背から短刀を抜き取り受けの頸部を切り上げ肘を内から斬り下ろすとうつ伏せで固め、手掌を切り上げて残心
  • 諸手取り(母指先で地を指す手刀を諸手で取らせ)小指球を下丹田の前に下ろして寄せ、足先もそれに同期して、橈屈・母指の橈側外転で母指先は人中を指す。腋は軽く開くが肘頭は体側に位置し、そこから中指に連なる直線に対して橈骨手根関節の背屈で母指先は上丹田を指し、手刀の先が頂丹田に、尺側前腕は正面に向かう。両手取り手刀振りかぶり呼吸法であり魄気は正勝吾勝で足先は地に触れるのみ。これを半歩外入り身して手掌を陽の陽で伸展して魂氣を発すると入り身一足・勝速日で呼吸法の残心。

 *振りかぶりは正勝、切り返しは吾勝。手刀の振りかぶりは非軸足側であるからこそ可能である。他方、切り返しの手は軸足側であるから体軸上を腋が閉じたまま陰の陽(小手返しの手)で側頸まで昇った後に腋を開いて母指先が側頸に着き、体軸を解脱(軸足交代)して正勝になる。非軸足側となるから魂の比礼振りが起こって陽の陽で受けの頭上に発することができる。

2025年

1月

26日

天神町道場 振り込み突き・八双返し・半身を変えて振り込み突き反復

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発する①呼気で降気(腕を体側に一旦畳んだのち腋を開いて母指先から側頸を経て中丹田、下丹田へと魂気を降ろす)②腕を体側に一旦畳んだまま側頸の高さで母指先が前方を指し(回外)吸気で両手を開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて母指先を側頸に結ぶ(昇気)と吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発し、腋を開いたまま呼気で肘を閉じて母指先が側頸に巡り中丹田、下丹田を経て魂気を降ろすと降気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作剣素振り:正勝吾勝で、面打ち・後ろ転換・切り返し・八方切り/勝速日で、打って突いて・突きに下段返し突き
  • 単独基本動作杖素振り:直突き・返し突き・振り込み突き・後ろ突き/直突きから上段返し打ち八双返しから振り込み突きで開くと半身を変えた八双返しから振り込み突き/振り込み突きから八双返し・振り込み突きで開き半身を変えた八双返し振り込み突きで開くあと繰り返し
  • 杖取り:直突きに逆半身で受けの両手の間と杖先を取り、受けの外に開いて杖先を鼠蹊部に結んで体軸とし、受けの杖尻を受けの上丹田に掲げて一教/二教/三教/杖先を持つ魂気側の足を軽く踏み分けて半歩踏み入れ再度軸足とし、杖尻を受けの真中に、杖先を取りの頭上に掲げて入り身一足で呼吸法
  • 杖取り:直突きに相半身で杖尻を持つ受けの手を対側の腋の下に突き出して呼吸投げ
  • 諸手取りに手刀の振りかぶり呼吸法:陽の陰(手刀の母指先を地に向け)で下段に与え、足先を軸足に寄せながら小指球を地に下ろすように腋を閉じて下丹田の前に巡り母指先を人中に向けて第一指間を開く橈屈、中指先と肘頭が一直線を成していることを意識する瞬間に背屈すると母指先は上丹田に結び、尺骨から解かれている小指球が尺側前腕の上に手刀を生む。同側の足先は正勝で軽く半歩出す。ここまでの動作が呼吸力であり、相対動作で気結びを成す術技つまり呼吸法である。手刀を作ったという思いで振りかぶりながら受けの諸手を持ち上げようとはしない。

2025年

1月

22日

水曜稽古の記録 魂気の一点母指先から陽で返し

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け、指先からは下丹田より魂気を発する気持ちで伸ばす①呼気で弛緩屈曲。降気②腕を体側に一旦畳んだまま側頸の高さで回外、吸気で両手を開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ足形まで昇気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し相半身外入り身切り返し突き、下段外巡り受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法で一教運動表、両手で振り込み突き入り身一足(一教運動)、陽の魄気で両手取り想定・陰の魄気で振りかぶり呼吸法・鳥船近似、陽の陰で差し出して諸手取り想定で剣素振り近似の陰の魄気にて振りかぶり呼吸法、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転
  • 坐技片手取り呼吸法:内巡りから陽の陽/外巡りから陽の陽で立てた手刀を陰の陽で下丹田に巡らせ地に結ぶ
  • 坐技交差取り呼吸法:内巡りから陽の陽で後ろ転換により陰の陽で地に巡る
  • 杖導き:相半身/逆半身で杖先を取らせ二教の手から小手返しの手へ連続動作で杖尻の操法 
  • 上段に与えて正面打ち同時打ちに陽の陽で擦り上げて、両手で気の巡り表、から一教表
  • 正面打ち一教に受けは後ろ転換で魂氣は陽の陰で受けの上丹田に巡り・体の変更で陰の陽にて下丹田に巡り、昇氣・両手で気の巡りによって一教表に返す
  • 片手取り二教裏に受けは取りの側頸から二教の手の母指先を下丹田に巡らせ閉じた腋を非軸足とともに一気に開いて後ろ転換で取りを吸い込み二教入り身落としに返す
  • 片手取り二教裏に受けは取りの側頸から二教の手の母指先の反りを側頸に沿わせて陽の陰に発して入り身投げに返す
  • 坐技両手取り振りかぶり呼吸法:坐技両膝に置く手根を受けに抑えさせ回内で受けの母指球を橈尺関節にずらせて受けの手掌と前腕が取りの前腕とほぼ一直線に緊張伸展する。橈骨手根関節の橈屈と母指の橈側外転(第一指間を開く)で両者の魄力が取りの下丹田(母指先方向)へ向かい、取りの手掌は膝から離れて真中に向かう(手刀をイメージして膝から起こそうとするわけではない)。手関節は基本軸を維持し、左右の中指が接触する瞬間に手首の背屈で受けは自らの上肢の緊張伸展による圧迫力が逆流して腰が上がる。取りの手掌の母指側は吾勝で自身の体軸に与り、小指球側は元より橈尺関節から解かれており正勝で魂気を発し、いわゆる真空の気に広げることができる。手刀の完成である。
続きを読む

2025年

1月

19日

日曜稽古の記録 手刀の中の骨関節は吾勝、靭帯支持組織は正勝

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け、指先からは下丹田より魂気を発する①呼気で降気②腕を体側に一旦畳んだまま側頸の高さで回外、吸気で両手を開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ昇気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法で一教運動表、両手で振り込み突き入り身一足(一教運動)、陽の魄気で両手取り想定・陰の魄気で振りかぶり呼吸法・鳥船近似、陽の陰で差し出して諸手取り想定で剣素振り近似の陰の魄気にて振りかぶり呼吸法、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転
  • 相対基本動作坐技片手取り呼吸法
  • 坐技正面打ち同時打ちの擦り上げ:包めば一点(母指先)、開けば(受けの真中・上丹田、さらには空間へ)無窮。

 *先手の両手で気の巡りは受けの腋が開く。同時では、接して開いて陽から陰に巡ると受けの手刀は降りて腋が閉じるため取りの両手は受けの頭部を挟む高さになる。接して擦り上げてから開いて巡ると受けの腋は開く。対側で側胸の突きも一教表も可能となる。

  • 正面打ち入り身投げを「小手返しに返す/四方投げ裏に返す
  • 諸手取り外転換・後ろ転換3回で二教固め
  • 諸手取り外転換・後ろ転換2回で二教入り身投げ
  • 諸手取り外転換・後ろ転換入り身運動
  • 諸手取り外転換・回外して二教の手で振り降りて後ろ転換反復で二教・前腕を受けの真中に着けて入り身投げ
  • 片手取りに二教の手にして上丹田の高さで後ろ半回転反復後腰仙部に結ぶ
  • 両手取りに二教の手にして上丹田の高さで後ろ半回転・対側の手は陰の陽で体の変更・両手の天地を逆転して逆後ろ半回転で天地投げ変法
  • 片手取り外転換外巡りから手刀を立てて陰の陽で二教から開いた受けの腋に取りの肘頭を受けの真中・中丹田に進め入り身転換体の変更から小手返しの手にして入り身一足で呼吸歩投げ(取りの前腕は畳んで水平にして受けの開いた腋から前胸部に挿入して上体を乗せる)。
  • 坐技両膝の手を受けに抑えさせ回内・橈屈・背屈で手刀が生まれた結果、受けの上肢の緊張伸展による自身の圧迫力が逆流して腰が上がる。

2025年

1月

18日

開祖植芝盛平の〝正勝吾勝〟と〝勝速日〟その間にあるものと植芝守央三代道主の教え

開祖は〝正勝、吾勝、勝速日とは武産合気と言うことであります〟と明言している。

〝吾勝〟とは軸足と同側の手の結び、つまり魄気と魂気が気結びして体の中心軸をなす体軸を象徴し、〝正勝〟は対側の手足を指すもので、体軸から解かれて自在に動かすことができる。剣素振りにおける足腰の動作と、徒手の単独動作で魂氣を与える動きはこれに相当する。

また、〝勝速日〟とは、左右の足が一本の軸足となり、両方の手も巡って体幹に密着し、五体が体軸に与る状態を象徴する。〝勝速日の基、左右一つに業の実を生み出します〟と。つまり、合気の技が生まれた瞬間であり、いわゆる残心の姿に相当する。剣の操作では、「一つ打つ内に足は二つはこぶものなり」(兵法三十五箇条 宮本武蔵 寛永181641)に通じる言葉であろう。

 

これを相対動作で読み解こう。

〝吾勝〟という気結びで相手と一体になって取りの体軸と釣り合っている静止状態から、〝正勝〟で取りの対側が自由に動き、さらに技が生まれて一本の体軸で静止するまでの瞬間的な動作が〝勝速日〟である。

しかし、その間には〝空の気を解脱して真空の気に結ぶ〟という動作があるものと読み解かなければならない。 すなわち、体軸側の手は軸足交代によって非軸足側となり、〝魂の比礼振りが起こる〟と比喩的に表現され、体軸から解かれて〝神変なる身の軽さを得る〟、〝これは自然の法則である〟と説明している。

 

〝吾勝〟が右と左で体軸を交代させる間に〝正勝〟も左右交代して〝魂氣すなわち手〟が自由になる瞬間を〝魂の比礼振りが起こる〟と表現し、この〝身の軽さ〟で〝真空の気に結べば技が出ます〟と。つまり、自由に空間へ円を描いて魂氣が巡ってくると四肢が一本の体軸に与り、受けは螺旋を描いて地に落ちている。まさに〝勝速日〟である。

この円を描く開祖の魂氣・手の巡りが受けにとっても周りの目からも脱力したように見えたのであろう。

 

植芝守央三代道主は、著作『合気道 稽古と心 現代に生きる調和の武道』(内外出版社)において次のように記されている。

〝全身の構造にしたがった自然な動きにより、効率よく集中して発揮された力を「呼吸力」と呼んでいます〟(p72)

〝無駄な力の抜けた自然体の構えから発揮されるものです〟(p73

 

力を抜くではなく、「力の抜けた」と表現されていることに着目すべきである。

2025年

1月

15日

水曜稽古 手刀で振り被り上げる➡️手刀が生まれ受けの手と腰が上がる

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発する①呼気で降気(腕を体側に一旦畳んだのち腋を開いて母指先から側頸を経て中丹田、下丹田へと魂気を降ろす)②腕を体側に一旦畳んだまま側頸の高さで母指先が前方を指し(回外)吸気で両手を開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて母指先を側頸に結ぶ(昇気)と吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発し、腋を開いたまま呼気で肘を閉じて母指先が側頸に巡り中丹田、下丹田を経て魂気を降ろすと降気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法で一教運動表、両手で振り込み突き入り身一足(一教運動)、振りかぶり呼吸法(陽の魄気で両手取り想定・陰の魄気で振りかぶり呼吸法・鳥船近似)、陽の陰で差し出して諸手取り想定で剣素振り近似の陰の魄気にて振りかぶり呼吸法、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転
  • 正面打ちに相半身で合わせ、大上段から異名側の手(柄尻の手)で受けの手刀上腕内側面を擦り上げ、上丹田に取りの手刀を正面打ちで振り下ろし、入り身一足。
  • 正面打ちに相半身で手刀を合わせようとするも受けの腹側へ外転換・外巡り返し突き、対側の手刀背側で受けの手刀手首内側面を陰の陽で抑える
  • 横面打ちに受けの背側へ外転換にて受けの手刀前腕掌側面を異名側の陽の陽の魂気で抑えつつ吾勝、対側の正勝で受けの手刀手首背側を陽の陽で払うと踏みつめて軸足交代し、逆半身外入り身で異名側の手は返し突き近似にて受けの頸を包み、対側の手は受けの手首から陰の陽で受けの上腕まで擦り上げて同名側の頬部又は異名側の頸部に掌底を着けて掌屈で継ぎ足・勝速日、入り身落とし又は入り身投げ表
  • 肩取りに異名側の手で手首を跳ね上げて対側の手は陰の陽で受けの上腕の下から「両手で気の巡り」の陽の陽にて円を書きつつ対側の手は受けの側胸を突き、さらに側頸に伸ばしてこれを包むと、上腕の上に進めた手を同名側の頬部又は異名側の頸部に掌底を着けて掌屈で継ぎ足・勝速日、入り身落とし又は入り身投げ表
  • 胸取りに体を開いて相半身で受けの手背を同名側の手で包みつつさらに開いて逆半身にて異名側の手で受けの手の下から振り込み突き、腋と肘を畳んで取りの側頸の高さに巡ると受けの前腕を抱えて引きつける形となり、同側の膝から着いて二教裏の固め
  • 胸取りに体を二度開いて後ろ転換反復で二教裏
  • 片袖・片襟の両取りに、襟の手には異名側の手を陰の陽にして置き、下丹田に結んで軸とする入り身転換から対側の手は陽の陰で上丹田に手背を着けて後ろ転換で背を降りて体側へ巡り、下丹田の手は昇気で円を描くと呼吸法
  • 突き小手返しを二教の手に返して対側の手で受けの同名側の母指球を包んで小手返しに返す/陽の陽で円を描いて対側の手は受けの同名側の手を掬い取って四方投げ/陽の陽で円を描いて同名側の手に被せて陽の陰に巡らせて入り身投げに返す
  • 横面打ち四方投げに諸手取り呼吸投げで返す/受けの頭頂へ発する呼吸法で返す
  • 片手取り外転換で陽の陽に掲げて対側で正面当てとして体を開き、外巡りから二教、体を変更して側頸に二教の手で結ぶと取りの上肢は水平に畳まれ、肘頭は受けの腋を外から内に進んで受けの中丹田に着く。小手返しの手・陰の陽にして陽の魄気から勝速日で魂氣を下丹田に下ろすと呼吸投げ
  • 坐技片手取りを膝上で受け、回内・橈屈で第一指間を開き母指先を下丹田から昇気・中丹田で背屈すると手刀が生まれ、受けの上肢は伸展して腰が上がる、手刀の振りかぶり呼吸法 ⇔ 切り返し呼吸法。前者は非軸足側の正勝(魂の比礼振り)、後者は軸足側で吾勝(土台)。

2025年

1月

12日

天神町道場稽古 八双返しから右半身振り込み突き

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発する①呼気で降気(腕を体側に一旦畳んだのち腋を開いて母指先から側頸を経て中丹田、下丹田へと魂気を降ろす)②腕を体側に一旦畳んだまま側頸の高さで母指先が前方を指し(回外)吸気で両手を開いて陽の陰で頭上に円を描くと呼気で下丹田へ陰の陽で巡る③吸気で両手を膝上に陽の陽で置き、呼気で腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて母指先を側頸に結ぶ(昇気)と吸気で両手を最大限開いて魂気を天から受け指先からは下丹田より魂気を発し、腋を開いたまま呼気で肘を閉じて母指先が側頸に巡り中丹田、下丹田を経て魂気を降ろすと降気④一気に昇気・降気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法で一教運動表、両手で振り込み突き入り身一足(一教運動)、振りかぶり呼吸法(陽の魄気で両手取り想定・陰の魄気で振りかぶり呼吸法・鳥船近似)、陽の陰で差し出し諸手取り想定で剣素振り近似の陰の魄気で振りかぶり呼吸法、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転
  • 剣素振り:正勝吾勝で、面打ち・後ろ転換・切り返し
  • 松竹梅の剣・合わせ
  • 1対2の剣合わせ3法
  • 取りの振り込み突きから八双返しを受けが杖先を扱いて外し、直突きに取りは開いて右半身振り込み突き、受けが払って取りが右半身切り返し(の手捌き)左打ち再度切り返し右半身のまま右打ち
  • 18の杖から20 の杖へ

2025年

1月

08日

水曜稽古の記録 坐技膝上片手押さえに受けの腰上げ

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①降気(腕を体側にたたむ)②回(内して母指先が)前(を指す)③昇気(腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④一気に昇氣・降氣⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法(一教運動表)、振り込み突き一教運動、振りかぶり呼吸法(両手取り想定で鳥船近似/諸手取り想定で剣素振り近似)、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転
  • 相対基本動作:両手取り鳥船近似/諸手取り剣素振り近似で振りかぶり呼吸法
  • 片手取り体の変更・後ろ転換・昇氣呼吸法
  • 正面打ちに相半身から逆半身振り込み突きで手刀上腕を抑え入り身一足/逆半身から入り身一足で呼吸法近似にて真中へ陽の陽で魂氣を与える/縦列対四人
  • 逆半身正面打ちに手刀を合わさず畳んで一重身の入り身にて陽の陽で真中に発すると頂丹田が取りの真中を過ぎて取りの手は受けの項に位置するから側頸を包んで入り身落とし
  • 正面打ちに相半身から逆半身振り込み突きで手刀上腕を抑え入り身一足にて同名側の手で振り込み突きから受けの項部に手掌を当てて母指を隆椎に、小指を異名側の乳様突起に当て、側頸を包み込んで取りの鼠蹊部まで下ろすと回転投げ/第一指間を閉じて母指先の反りの背側を受けの側頸に沿わせて陽の陽で発すると前腕橈側が受けの前頸を通って同名側の頸部を擦り上げて昇気呼吸法
  • 交差取りに外転換二教・第一弛緩を閉じて母指先が受けの腋を指すように取りの腋を閉じていくと受けは爪先立ちで堪え、取りは陰の陽で下丹田に巡らすと、受けは取りの前に導かれて地に伏せる。取りの両膝の間で二教に固める。
  • 横面打ちに相半身振り込み突きで内転換を受けが異名側の手で払い、その小指球側を同名側の手で取って一教裏
  • 胸取り同様体捌きで一教裏
  • 片手取り外転換で同名側の手を外巡りにして払い、取らさずに返し突きとして円を描いて手元に巡って受けの手を取り返し体を開き小手返し
  • 片手取り外転換で陽の陽に差し出して対側の手で受けの手首を伸側から取り返し、与えた手は陽の陰に巡って受けの手背を包んで杖返し突き近似で鏡返し
  • 片手取り外転換で取り返して体を開くと同時に小手返し変法/二教裏/三教変法(受けの肩口に差し入れた足に取りの上腕を三教で固定し、対側の足を頭頂部に合わせて置き換え軸とする吾勝で三教固め変法/受けの手指を反屈して側頸に着けて固定し体を逆半身入り身で密着して落とす/同名側の手で小指球側から反屈させて八双に構えて対側に体を開いて受けを後方に崩して異名側の手で三教に持ち直し、対側の膝を着いて同側の膝外側面に受けの手掌を着け、受けを後方に落とし、両膝を着いて受けを前方でうつ伏せに導き三教固め。
  • 坐技呼吸法:膝上で片手押さえに回内・(第一指間を開いて母指先を中丹田に向け)橈屈・背屈で振りかぶり呼吸法/回内・(第一指間を開いて母指先を下丹田に向けて)橈屈・背屈で受けの腰上げ

2025年

1月

05日

令和七年稽古初め 回内・橈屈・背屈で手刀の振りかぶり呼吸法

  • 禊:天の浮橋に立ち天地の気に気結びする/鳥船、左右左
  • 坐技単独呼吸法:①降気(腕を体側にたたむ)②回(内して母指先が)外(を指す)③昇気(腋を開きつつ魂気の包んだ両手を陰の陽のまま真中で上昇させて側頸に結ぶ)④一気⑤入り身運動⑥振り子運動⑦両手で気の巡り表裏
  • 合気体操
  • 単独基本動作:入り身運動(二教の手を下丹田と腰仙部に結び入り身一足で一重身に、振り込み突き、横面打ち)、中段受け流し突き、下段受け流し転換、上段受け流し返し突き(一教運動裏)、三角法(一教運動表)、振り込み突き一教運動、振りかぶり呼吸法(両手取り想定で鳥船近似/諸手取り想定で剣素振り近似)、入り身転換・体の変更、体の変更(三面に開いて)・後ろ転換、前方半回転連続、前方一回転、後ろ回転 
  • 坐技相対基本動作:片手取りに小手返しの手で発し(母指先は外・肘は内へ)地に巡る/二教の手で外に巡り膝を開いて入り身運動で下丹田に結ぶ
  • 片手取り外入り身一足で隅落とし表/相半身陰の陽で畳むと同時に回外で受けの真中・上丹田に陽の陰で発して内入り身
  • 両手取りを陽の陰で取らせて小手返しの手に返し、天は陽から陰、地は下丹田に巡ってから陽で地に進める、天地投げ。
  • 片手取りに外転換外巡りから体を開いて二教の手で側頸に結んで対側の手で手背を固定し、外入り身転換で二教裏固め。四股立ちで受けの尺側前腕を取りの前三角に落とすよりも外入り身転換で取りの腋を閉じて受けの肘頭を下ろして前腕を縦に下ろすと受けは取りの下丹田に向かって自ずとうつ伏せで地に這う。取りは軸足から膝を着いて坐りながら固めていく。
  • 二教裏を受けが呼吸法に返す。腋を閉じると同時に魂氣を包んだ手の母指先を巡って天に返して掌を開く。
  • 片手取り外転換・対側の手で横切りから外巡りで受けの手を払い、母指球側から取り返して内転換小手返し。与えた手を二教の手に巡らすか手刀の呼吸法で受けを釣り上げ、対側の手で掬い取って外して取り返す。
  • 片手取り立ち技で手刀を振りかぶる呼吸法で四方投げ裏、後ろ回転/後ろ転換で。
  • 半身半立ち片手取りに手刀で振りかぶる呼吸法によって後ろ転換で真中に切り下ろして四方投げ
  • 手刀には橈骨手根関節と遠位橈尺関節で前腕との間で回内、回外、橈屈、尺屈、掌屈、背屈という動きが可能であり、太刀を操作する手の動きは正しくこれである。

*手関節が固定されて手刀と前腕がひとつながりの一振りの刀と考えるなら、体術としての動作ははなから行き詰まることとなる。

 手刀を回外気味で差し出し、受けの矢筈が橈側外縁(手刀の峰)に嵌るように取らせると、対側の軸足に受けの魄力を落とし込んで吾勝とし、手刀は正勝となって回内・第一指間を開いて母指の反りで母指先を人中に合わせて橈屈・背屈で手刀を真中に合わせる。上丹田への振りかぶりが生まれる。

リンク

公益財団法人合気会 

本部道場の公式ホームページです

大阪合氣塾

吹田市を本部とする須磨 弘師範の道場です

和氣會

豊中市を中心とする道場で池田憲夫師範のご指導です

兵庫合気会

姫路市を中心とする道場で山田芳朗師範のご指導です

神戸大学体育会合気道部
神氣館館長辻本大治師範の母校合気道部です

大阪武育会会長木村二郎首席師範のもとに山田剛史師範のご指導です

流山合気会

千葉県流山市を中心とする永井 純師範(義粋館指導者)の(公財)合気会公認道場です